表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第1章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/76

第15話 キャルス(銃)

 朝になり、朝食を食べたら町に出発する。


 ジージーは充分戦えるようだし、一般常識は歩きながら教えたらいい。あとは現地学習だ。


「この天気なら二日。ゆっくり歩いても三日だね」


 ファンタジーワールドの道をナメたらいかん。ましてやボクが住むところまで道があるわけでもない。辛うじて枝を切り払った跡が残るだけだ。


 ボクは帰らないといけないのでまた切り払いながら進み、疲れたらジージーと交代してもらった。


「道って大切なのがよくわかったわ」


「空に人工衛星があれば迷うこともないんだけどね。気の利いた人が発射してたりしない?」


「してたらこんなところを歩いてないわ」

 

 そりゃごもっとも。


「ハァ~。体力より精神的に疲れるわね」


「まあ、仲間たちも町まで来てたらこんな道を歩くことも……あるか。仲間が町に来てるってことは移動手段がないか、隠しているかだしね。あるところまで歩くしかないか」


「そんな未来にならないことを願うわ」


 願う、ね。宇宙に行ける科学力を持っても願うことがあるってことか。夢も希望もない未来だよ……。


「レイ。大きい熱源が急速に近付いて来るわ。一分で遭遇しそうよ。速い」


「速いか。リオルームかな?」


 鹿のバケモノだ。ヘラジカくらいあり、縄張り意識が強い。下手な魔物でも襲う凶悪草食獣だ。


「危険なもの?」


「超危険だね。銃を使ったほうがいいかも。頭を狙って」


 ジージーの腰には銃らしきものを装備している。トリガーがあるから遠距離武器なのは間違いないだろう。どんな威力かまでは想像出来ないが。ここでその威力を見せてくれるとありがたいです。


「仕方がないわね。キャルスがどこまで効果があるか知っておくべきか」


 へー。キャルスって言うんだ。


「来るわ!」


 腰からキャルスを抜くと、迷わずトリガーを引いた。


 プッシュ! ってな音がしたと思ったらバチンッとなんか凄い音がした。な、なに!? なにが起こったの?!


「……今のがキャルスの攻撃なの……?」


「……え、ええ。生身に撃つとこんなエゲつない威力だったのね。的に当たるだけだったからわからなかったわ……」


 ジージーが見る先には上半身を失くしたリオルームがいた。確かあいつ、頭がアホみたいに硬いって話じゃなかったっけ? てか、携帯武器の粋を脱してない?


 いや、もしかするとシュルム(機動歩兵みたいなもの)を想定したものか? 強度の情報はないが、宇宙を飛んだりもする兵器。あのくらいの威力がないと破壊出来ないのかもしれんな……。


「ま、まあ、岩より硬い魔物もいるし、そういうのに撃つといいよ。リオルームくらいなら剣でも倒せるはずだからね」


 ボクは無理だけどな。見つかる前にダッシュで逃げさせていただきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ