表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第1章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/77

第11話 グレゴブ(ロック)

「……鳥? あれ、鳥なの!?」


 信じられないって顔になるジージー。まあ、わからないではない。ファンタジーなワールドに生息する鳥だ。ただの鳥なわけがない。


「クルーミーって魔鳥だね」


 ウサギのような体に翼を生やしたような生き物だ。前世の記憶があるからボクも最初は戸惑ったものだ。


「美味いから結構人気がある魔鳥だね。ただ、すばしっこいから狩るのは大変なんだよ」


 オレもまだ三羽しか狩ったことがない。労力を考えたら買ったほうが安いかもな。


「次現れたら狙ってみるといいよ」


 さすがのジージーでも最初は無理だろう──と思っていたらそうでもなかった。矢をセットしたら構えて発射。矢が草むらに消えた。


「え、なに?」


「草むらにクルーミーがいたわ」


 オレにはまったくわからない。視力よすぎ!


 草むらに向かうと、確かに首に矢が刺さったクルーミーが事切れていた。マジか!


「凄いね。もう一流の狩人だよ」


 マジスゲー。これなら五匹くらい狩れそうだ。


「まずは血抜きをしようか」


 ナイフを抜いて首を切り、紐を使って木に吊るした。


「こうしてしばらく吊るしたら血が抜ける。皮を剥いで内臓を取り出したら水で洗う。まあ、そのまま収納の鞄に入れて帰ってから捌くってのでもいいよ。ここだと血の臭いに釣られて肉食の魔物が集まって来るからね」


「それをわざとやるってことは誘き寄せるのね」


「まーね。狩りを経験することが目的だから。時間を掛ける必要なし。あちらから来てもらうじゃないか」


 まあ、クルーミー一匹で集まって来るような魔物である。そう強いものではない。


「レイ。集まって来る熱源があるわ」


 熱源? 赤外線センサーでも搭載されてんの? ボクが考えるよりサイボーグ?


「小さい? それとも大きい?」


「わたしの半分くらい。人型。数は六だ」


「なら、グレゴブだね。人型魔物でこの星によくいる害獣だ。女性や子供を襲ったりもするから人間には嫌悪されているよ。クルーミーってよりジージーが目的で集まって来たのかもね」


「気持ち悪っ!」


 転生前の年齢がバレそうだが、見た目が水をかけられたあとのバケモノにそっくり。ボクはグレゴブと呼んでいるよ。正式名は、ロックです。


「そこまで強くはないけど、群れで狩りをするヤツらだ。たまに隠れているヤツもいるから要注意だ」


「うん。二匹、隠れているわ」


 サイボーグGG。なんかのアニメになりそうだ。


「一人でやってみる? 下手にボクが手を出すより一人でやってみたほうが自由に動けそうだし」


 ボクもそこそこ戦える実力はありますから。


「ええ、そうするわ」


 と言うのでその場から下がって木の陰に隠れた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ