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美術館、博物館

佐倉市の国立歴史民俗資料館は面白い

作者: こけし

 千葉県佐倉市の歴史民俗資料館は面白い。


 歴史民俗資料館は城趾にあり、車で行くと小高い山の上、良く茂った緑の上に「歴博」と顔を出して自己主張している。その時点で可愛らしさで百点。

 内部は各年代ごと展示スペースが分かれており分かりやすく展示させれている。

 特記すべきはこの歴博のジオラマの凄さ、民俗と名にあるように丁寧に「暮らし」が作られている。それは社会構造の変化といった教科書的な「歴史」だけでなく、その当時の「暮らし」が非常に丁寧に資料やジオラマで再現されている。歴史に興味のない人でもこのジオラマは本当に凄い。町の再現では何気ない人達が集う様子や洗濯物、置かれた食べ物そこに「生きている暮らし」がある。更に屋根に鳥が止まっていたり。遊び心も満点。河川と産業、暮らしが示された大きなジオラマにあるが水の流れ、1つ1つの船に細やかな人の動きや異なる荷物があり、ゆっくり川沿いを水の流れと暮らしを体感できる。鉄道のジオラマが好きな人ならば是非見てほしい。ジオラマ作った人達本当に凄い。水の深さや動きまで再現されていて見る度に好きになる。

 この歴博は説明書きも常設展、企画展ともにとても丁寧で分かりやすい、企画展の時は毎度感謝している。子供の頃から美術館、博物館ちょこちょこ訪ねているが、ここの博物館の説明書きが一番分かりやすい。何故、こうなったのか。歴史変化が人々にどう影響したのかも記されているので、歴史が繋がりあるものとしてとらえられる。資料展示も時代や関係性が細やかに分けられ、説明があるので一巡した後にしっかり味わった満足度が凄い。


 日経新聞で歴博の学芸員の方々の記事も楽しかった。紙面で「性差の日本史」という企画展の記事があり、行きたいと思っていたが、仕事で行けず、企画展内容まとめた文庫本を読んだ。本当に面白く、歴博が「武器のような重さ」と書いてあった、1.4キロの企画展資料取り寄せたら更に濃厚だった。

 内容が今の大河ドラマの「べらぼう」にある遊郭の暮らしも細やかに載っており、今大河ドラマにはまってる人ならば読んでみると更にドラマも面白いだけでなく、深みを持って考えられるのではないかと思う。  


 美術館、博物館のミュージアムショップはおすすめ。歴博のミュージアムショップには「百鬼夜行絵巻」のグッズある。面白い小物色々、子供や歴史好きな人も楽しめる本もあります。企画展資料は受け付けの向かい。関連書籍も欲しくなるので毎度悩む。

(一応書きますが歴博の職員ではありません)

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