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終末世界、AIと生きる  作者: 雛月 みしろ
1章:”シエスタ”
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南a-1地区:流通センター跡

 南a-1地区:流通センター跡付近

私は昨日と同じ道をたどり“シエスタ”のところに向かっていた。朝に出たけどもうお昼前だ。昔はこの時期でも30℃を超えていたけどここ数年は25℃程度で活動しやすくて助かっている。10年前とか本当に大変だった。食料の確保するために外に出ないといけないのに37℃とかが連日続いて、まだ水も十分に確保できてなかったから外に出れなくて食料が尽きかけたり……これ以上思い出したくないな。よし、これでこのことは終わり。

「ん?……うわ、最悪」

雨が降り始めた。あと30分は歩かないといけないのに。しかもどんどん強くなっていくし。余裕をもって出たから少しだけ様子を見よう。ちょうど建物あるし。


「……懐かしいな」

雨宿りのために入った建物は同人イベントで使われていた建物だった。よく伯父さんと参加していたなぁ。もしあの日終末を迎えていなかったら今年もここに伯父さんときていたのかな。……やめやめ。これ以上考えたら動けなくなっちゃう。雨はまだ弱まらなさそう。

私はしゃがみ、壁にもたれかかった。ここで待てるのは1時間くらいかな。


「~♪」

雨が弱まらず、暇すぎて歌うことにした。ここには“ルシエラ”はいないしカメラも設置していないら久しぶりに思いっきり歌える。別に思いっきり歌っても怒られないけど音程の狂いやリズムの乱れを細かく指摘してくるから気持ちよく歌えない。歌い終わり外を見ると雨が弱まっていた。これくらいならいいかな?……もう少しだけなら歌っても大丈夫だよね?調子が出てきた私はまた歌い始めたのであった。


結果から言おう。失敗した。あのあとまた雨が強くなって弱まることはなかった。上機嫌だった私の気分は急降下して、もう少しだけなら、と思った自分を恨みながら“シエスタ”のもとに向かうのであった。

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