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終末世界、AIと生きる  作者: 雛月 みしろ
1章:”シエスタ”
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静岡県:清水付近

 静岡県:清水付近

しばらく沿岸部を進み、工場がある清水市に到着したらしい。朽ちた看板から辛うじて地名がわかる。貨物専用線があったらしいので工場はわかりやすいはず。とりあえず何度か並走した線路を伝って行こう。並走する線路もこの道路もかつては多くの人を運んでいた。盛者必衰。栄えには衰退がある。それはこの世の変わらぬ真理。私はなんのために生き残ったのだろう。ノアの箱舟のように世界のやり直しのためなのか、それとも文明の終焉を見届ける事なのか。まぁ、今考えても無駄か。答えがない問いなんてものは拠点に戻ってからにして今は目標のことを考えよう。鉄道路線は高架化されているとはいえ貨物専用線は工場に繋がっている関係で地上に線路が降りているはず。GPSが使えないから地図とにらめっこして探すしかない。地図があるだけありがたい。


 探し始めて1時間と少しが経過したところでようやく工場の入り口だと思われる場所にたどり着いた。正門の文字は色焼けの影響で文字が見えないけど地図と周りの地形が一致するのでここが“フジ”がいる静岡工場だろう。とりあえず目的地に着いた。もうすぐ日没を迎えそう。調査は明日からにしよう。

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