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54.殺意1

 昼食を摂った後、川に沿って森のさらに深い場所に潜ってみた。Cランクの魔物も何体かいたので戦ったがエレメンタルバーストが仕事を果たし、難なく倒すことが出来た。


 日が傾いてきた頃合いで夜営の準備をし、さて夕食の準備をしようかと薪や作業台を準備していたその時、


ズガーン!


 僕に殺意を向けている存在に気づいたのはその相手が得物を振り下ろした瞬間だった。


「あっぶな…」


 バク転で回避の後、逆立ち状態で手からバーストを放ち距離を取る。


 さっきまで僕がいた場所には人の身の丈を優に超える刃が打ち付けられている、刀身は太く、The大剣といったような風貌をしている。


 相手の全貌を視界に捉える。体長4m程の巨人で頭から角、口から牙が生えており、それはお伽話に出てくる『鬼』のような特徴を持っていた。いわゆるオーガという魔物だ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〔オーガ:ランクC〕


 人の身の丈3つ分ほどの巨体に大剣をメインウェポンに持つ魔物。全ての個体が総じて筋肉量が多く、大剣の斬撃は恐ろしく素早い。中級の冒険者でも油断すれば時間を置かず一刀両断されてしまう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 オーク肉は守れたが、採取した木の実やら果物が一部ダメになってしまった。これ以上食料を失うのは避けたい。


「まずはあそこから引き剥がすか。」


 オーガを移動させるため挑発することにした。オーガは3体。まずは足に魔力を集中させ、足から普段より少し出力高めのエレメンタルバーストを放ってほぼ一瞬で間合いを詰め、両手にダガーを構えてオーガを浅く斬りつける。


ジャキッ、ザシュッ、ズガァ!


 そのままオーガの間を通り抜け、5mほど距離をとる。意図を理解できるかわからないが手招きで挑発した。


「ほら、来てみろよ。」


「グオォォォ‼︎‼︎」


 どうやら通じたらしく、耳をつんざくような咆哮を上げ、突進してくる。


「上手く行ったみたいだな。残念だが、お前たちと遊んでやれる暇は、生憎と無い。」


 オーガのうち最前列の1体が間合いに入ってきた。大剣を振りかぶり、そして渾身の力で振り下ろす。


 右手を掲げ、手のひらに魔力を集中させた。


「今は…死んでくれ。」


 ヒューレンの手のひらが青白く輝き、眩しく輝く光の膜のようなものが手のひらに現れる。光の膜は一瞬にして膨らんでいき、球に近い形に変形する。


 光は一瞬膨張したと思えば放射状にか細い光線が放出され、強力な衝撃波が発生し、光の玉は少し赤みを帯びて再び急激に膨張し、オーガの体を飲み込んで行く。


 衝撃波が突風を生み出し、木々を幹から揺らす。オーガの上半身は光に呑まれ、霧散するように吹き飛んだ。


 大剣が腕ごと宙を飛び、後ろのオーガの腕を偶然にも切断した。


 そして光は無数の粒子となって散り、小さくなって消えた。


「お、運が良かったな。まあいい、お前たちにも死んでもらおう。なあに、手間は掛けんさ、痛みを感じる間も無く息の根を止めてやる。」

 ヒューレンの食い物ダメにする時点で詰みなんよ(汗)

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