31.スライムを探そう!…と思ったら2
「いらっしゃいませ〜。2名様で〜す!」
「「いらっしゃいませ~!」」
ウェイトレスの案内を受けて席に座る。
そしてメニューを見て注文するものを選ぶ。
「君は何にする?ヒューレン」
「え〜っと…」
メニューに目を通して選ぶ、どれも目移りしてなかなか決められないなあ…。
2分ほど悩んだ末、先生を待たせるわけにも行かんだろうということでこれに決めた。
「日替わりランチとシーザーサラダ(小)に決めました。」
「えっ!もしかして気つかってる?ダイエット中です。みたいな?」
先生が悪い顔をしている。こういう要所要所で突っ込んで来るのやめて頂きたい。
「いえ、普通にサラダたべたいな〜って思ったからですよ?」
「そう?なんだ、面白くないじゃないか。」
そう言って先生は高速で頬を突いてくる。こういう相手への対処方は…
「面白がってるのそっちだけですよ。」
全力真顔である(ちょっと辛辣な意見を添えて)。
これにはさすがの先生も堪えたようで、
「…まぁいいや、んじゃ僕はミートスパゲティで。
すみませ〜ん!」
「はい〜少々お待ち下さい!」
「日替わりランチ1つ、シーザーサラダ1つ、ミートスパゲティ1つ」
いつも思うが、注文受付をする時のウェイトレスのメモ書きの速さには感服だ。
「以上でよろしいでしょうか?」
「えぇ。」
「ではご注文を確認いたします。日替わりランチ1つ、シーザーサラダ1つ、ミートスパゲティ1つ、以上でよろしいでしょうか。」
「はい。」
「では、少々お待ちください。」
そう言ってウェイトレスは厨房に行く。
「いい店ですね、ここ。」
「そうだね、こういうゆったりした雰囲気、僕好きだよ。」
店内には穏やかな空気が満ちていた。席を挟んで談笑する人、ゆっくりとコーヒーをすすりつつ本を読む人、料理に舌鼓を打ち、幸せに満ちた表情を浮かべる人。
木造の建築物というのはやはり人の心を安心させるようで、とても居心地良い。
と思っていると注文した料理が来たみたいだ。あれ?なんか見覚えが…いや、気のせいか
「お待たせしました…えっ?」
「えっ?」
「あ、」
「ヒューちゃんじゃないの!」
「母さん!」
「これは、奇遇だね。」
なんと僕の予感は的中したらしく、本当に母さんだった。
その後母さんは店主に頼んで少し仕事から外してもらった。
「ここ、母さんの職場だったんだ。」
「まさかヒューちゃんが来るなんて思わなかったわ。」




