26.魔法を使おう!2
「それは…、どういうものですか?」
「魔法陣の文様は中央で物質を構築するためのもの。そして、魔法陣は中央に行くほど魔素の濃度を高くしていくから魔素を誘導することができる。
そして魔石は魔素を高密度に固めたもの。つまり、魔素は魔石で代用することができる。」
「なるほど、そして魔法陣の紋様に沿って中央により近い所により大きな魔石を用いれば魔法を使える。ということですね。う〜ん…」
「察しが良いね。この作業、ものすごく面倒なんだが…。手伝ってくれるかい?もちろん、無理にとは言わないが。」
「何言ってるんですか先生?僕は先生に弟子入している身、それに居候までさせていただいているのにやらないわけないには行きませんよ。」
「わかった。その判断が正しいと思…
…へ?そんな、無理して手伝わなくても…僕は強要しないし君に嫌な思いをさせたくないし…」
「大丈夫ですよ、先生。僕、人一倍忍耐力があるので。それに、僕は子供という立場ですからこのようなことでしか恩を返せませないんです。…やらせてください、お願いします。」
「…困ったな、そこまで真剣な眼差しを向けられれば承諾しないわけにはいかないな。ヒューレン、君という人間はとても寛大なんだな。尊敬するに値するよ。」
こうして僕はさらなる苦行の日々を送ることになるのであった。
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次の日、魔力に慣れる練習を終えた僕と先生は早速魔法陣作りに取り掛かる。
「先生、持ってきましたよ。」
「ん、ありがとう。次のもよろしく。」
「はい。」
今何をやっているのかと言うと、昨日調達した魔石を僕が倉庫から持ってきて先生が砕くという作業をしている。
というのも先生曰く、小さな粒状にした方が使い勝手がいいとのことでこの様な作業をしている。
30分後…
砕いた魔石がかなりの量になったので魔石を粒の大きさ別に分けていく。
ろ過の様な仕組みで…と言えばいいのだろうか。小さな穴があいた器に魔石を通して分別していく。
因みにこの器は先生の自作らしい。
そして更に1時間後、やっと分別が終わった〜。そして次の作業に取り掛かる。
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次は魔法陣の形を取っていく。僕は一応絵に心得があるので僕が描いて、先生が魔法陣を出す。というのも、魔法陣に意味などないというのが世間の常識なので魔法陣が載った本などない。
だからこうして自分たちで形を取る。魔法陣は理不尽なほど線が細かいが大した苦労でもないな。




