24.どうしたんですか!先生!
・ゲ□描写注意
もっとも、さっきのように近接戦ではなく、上級か中級魔法で蹴散らしているが、何故か魔物の出没頻度が多くなったので戻って来ずにその場待機で魔物が出れば討伐のサイクルを繰り返している。
頬を撫でる風の心地よさに身を委ね、僕は昼寝にいそしんだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「…い、お〜い、やぁ、目が覚めたようだね。おはよう。」
「ん〜…おはようございます先生。」
まぶたをあけて僕の目に入ってきたのは夕暮れ時の金色の日の光だった。どうやら3時間ほど寝てしまっていたようだ。
「さて、お目覚めのところ悪いけど、そろそろ帰ろうか。」
「そうしましょう。」
楽しい時間はあっという間で、一度の瞬きの時間よりも早く過ぎ去っていってしまう様に感じられる時がある。
地平線に下半身を突っ込んで卵の黄身のような、あるいは熟したみかんのような色をした太陽は、はち切れんばかりに大きく膨らんでいる様に見える。
そんな太陽を横目に、そんな事を思った。
また、その逆も然り。苦しい時間や退屈な時間は人の一生よりも、他の何よりも長く、ときに永遠のようにも思える。
…要するに、また明日から始まる魔力放出の練習を間近に憂鬱な気分を抱えて足取りが次第に重くなってきたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日
「ぐぇぇェ゙ぅぁ゙ぉぉぉォ゙ォ゙あ〜」
僕の足元を『☆キラキラ☆』が満たした。
これから何度も頭の中で繰り返すことになるこの言葉を思い浮かべて、怪物が生まれるかの如き断末魔を発した。
「どう、少しは慣れてきた?」
「そ、そうかもしれませんね…。ゔぇ」
なんで僕がこんなに吐いてるのに先生は『☆キラキラ☆』の一つ吐かないんだろうか、
もうこの時点で10回は連続で吐いているのに…
と僕は思ったが、今思えばそれがマズかったのかもしれない。この時の僕は知る由もなかった。まさか、先生があんなことになってしまうなんて。
「よ〜し!11回目、いくよぉ〜!」
「ゔぇ゙ぇ゙ぇ゙ェ゙ェ゙ェ゙ェ゙ァ!」
先生が高らかに宣言し、また僕が『☆キラキラ☆』を足元にぶちまけたその時だった。
先生の顔が青白くなり、その後、顔がブルーベリーのような青紫色になった。一体どうしたというのだろうか?
「どうしたんですか!先生ッ!先生!」
「ヒューレン、駄目だ!僕に近づくな!
ゔッ!ゔぇェェェェ゙ェ゙!」
先生の足元を『☆キラキラ☆』が満たした。
なんと、先生が吐いたのだ。まるで僕の
「なんで僕がこんなに吐いてるのに先生は『☆キラキラ☆』の一つ吐かないんだろうか」
という言葉が引き金になったように。




