20.少し、本気を出そうかな!1
注意∶視点変更 有
《ヒューレン視点→マギー視点》
20.少し、本気を出そうかな!1
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先生の残像を追うと200m程先に先生が立ち止まっているのが見えた。先生の視線の先には「ラージ・ボア」が複数体見える。
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❲ラージ・ボア❳
地球人は「そこはジャイアント・ボアだろ」と思ってしまうネーミング。
体長約7m
ジャイアント・ボアと同系列の猪系の魔物だが、ジャイアント・ボアより一回り小さい。そのため狩りの際は複数体で連携して狩りをする。頭がいいためジャイアント・ボアより上位のモンスターと定義されている。
突進時の移動速度はおよそ80km。避け切らなければ即死である。
・ジャイアント・ボア Cランク
・ラージ・ボア Bランク
(冒険者組合ランク指定より抜粋)
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「さぁて、久方ぶりの運動の時間といこうじゃないか、マギー・フォーアライター!」
《マギーSide》
ラージ・ボアとの距離を徐々に詰めているが直線距離20m位になっても攻撃に移る気配が無い。どうやら、あの群れの司令塔はすこぶる頭がキレるらしい。
群れの本体の周りに物陰に隠して仲間を配置している。包囲網の中に入るまでは攻撃にでないようだ。
ラージ・ボア相手ではどんなに高ランクの冒険者でも油断することは無い。それが
極秘特級ともなれば話は別だが…、
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❲極秘特級❳
冒険者ギルドは冒険者の最上級を「Aランク」としているが、実はAランクは最上位ランクではない。Aランクに留まらない実力を持った冒険者達は国王の名の下に「真の最上位ランク」を与えられる。
そのランクの正式名称は「極秘特級」。
その名の由来はそのランクが世間一般に公表されていない事から来ている。
このランクの存在を知るものはこのランクを別称「Secret Special」の頭文字のSをもじってこう呼ぶ。
「Sランク」…と。
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相手の司令塔がAランク冒険者さえ翻弄しうる知恵者だと期待してこちらから攻撃に移る。
群れの中に突っ込んでいくと複数体のラージ・ボアが突っ込んでくる。それらを全て『ユバトス』を使って躱す。しばらくすると、ラージ・ボアの攻撃の勢いが弱まってきた。
攻撃を避けつつ視界の端で物陰に隠れる個体の動向を確認すると、案の定攻撃準備に取り掛かっていた。交互に攻撃を続けてこちらを弱らせる腹積もりだろう。
もちろん、敵の策略に乗るつもりはない。相手の攻撃も弱まってきたのでこちらも反撃させてもらおう。
「少し、本気を出そうかな!」




