旅の支度
俺は王城を後にして、街に繰り出した
銃の場所は移動し、スーツの内ポケットに入れた
少しごわつくが気にしない事にした
人の視線が気になる。
基本的にインキャなので注目されるのは嫌だ
この格好だから目立つのか
なので目に入った武器と防具屋が
一緒になったところに入った
店主は椅子に座り挨拶もしてこない
これが異世界なのか
他の相場を見ても日本と同じくらいだと思った
宿はなくても1日くらいどうにでもなると思った
※1コル=1円
「この服プラス7000コルで防具を見繕ってくれ」
「あーいいぜ」
声の低いおっさん店主はそう言い裏へと行った
このスーツは安物ではなく高いスーツだった
親が買ってくれた物だ
店主が戻ってきて
「肌着の上に着る服とズボン、黒のローブを
持ってきたが、あんた武器は何を使うんだ?」
「銃だ」
「ふふっ、そうか。あんまりそれは
言わない方がいいぞ
銃はせいぜい子供の遊び道具程度に弱いからな
あとあんた、勇者だろ。こんな格好してんのも
早々いないからな」
「気をつける」
「遠距離ならこれでええか。今来てる服だけで
お代は結構だぜ」
これで注目される事もなるなるだろう?
まぁ、この服とおさらば出来るのでまぁ良しとした
スーツを脱ぎ買った服を試着室で着替える
黒色の服とズボンとローブ、これから誰かを殺しに行くアサシンなのだろうか?
情報を聞こうと思ったが金を取られても困るので
店を出て行った
しばらく歩いてると大きい門があり、
衛兵が1人立っていたが気にせず出て行った