異世界戦隊 ナロウジャー
行き過ぎた異世界転生に対しての個人的な嫌味を書いたものです。幻想を大事にしたい方は方は見ないことをお勧めします。
完全な自己満足です。
時は20xx年
日本にはニートという名の粗大ゴミが存在した。
そんなニートの中のニート達は日々願った。
何の苦労もせずに全てを手に入れようと。
そして、その願いを勝ち取ったもの達がいた!
見た目は最強!頭脳は陰キャ!
謙遜なしの自己満集団!
異世界戦隊 ナロウジャー!!
ナロウレッド
頭脳明晰 運動神経抜群 普段は嵐の数億倍の美男子 女装すればAKBの数億倍の美少女
一振りで世界の半分を消しとばす伝説の剣を片手に今日も勝ち組人生を謳歌する!
ナロウブルー
頭脳明晰 運動神経抜群 眼鏡がチャームポイント クールな振る舞い 全ての敵はワンパン しかしそのことに自覚はなし!
一発で次元に大穴を開けて時間と空間の法則をひっくり返す弓矢を片手に今日も惚けたフリしてがんばります!
ナロウイエロー
頭脳明晰 運動神経抜群 少女の見た目だけど中身はおっさん 伝説の神の一族の最強令嬢
不可能なんて辞書にはなしの反則魔法で誰も引きつけない。今日も周りのレベル落として自分アピール!
最強クラスの魔物「我こそは最強の種族!人間どもよ!ひれ伏せよ!ふははは!!」
市民「神様!どうか、どうか!この世界に救世主を!」
ナロウレッド「あ、ちょっと通ります!」
最強クラスの魔物 瀕死!!
ナロウブルー「あれ?俺達なんかしたっけ?」
ナロウイエロー「なんだ、誰かと思えばただの最強の魔物か…」
最強クラスの魔物「アアアーー!もう嫌だぁーー!悪魔どもめ!」
ナロウレッド「悪魔!?何かあったのか!?まさか悪魔にやられたのか!?くそぉ!悪魔族の奴ら!」
説明しよう!ナロウレッドは悪魔族に村を全滅させられており彼らのこととなると戦闘の神としての血が騒ぎ、第二の人格が発動、極悪無比な戦闘マシンとなるのだ!
最強クラスの魔物「オメーだよ!!」
ナロウブルー「何!悪魔族だと!?俺なんかで奴らに勝てるのか!?」
最強クラスの魔物「いや!オメーらがこの前全滅させただろうが!!」
ナロウイエロー「悪魔族じゃこんなことできないよ。あんな貧弱な奴らそもそも戦闘できないでしょ。」
最強クラスの魔物「くそったれ!!こいつらからしたらそうだろうな!」
女性「キャー!!レッドー!サインして!」
レッドの彼女1「ちょっと!あんたら!レッドに馴れ馴れしく話しかけんじゃないわよ!」
レッドの彼女2「勘違いしないでよね!別にあんたが気になってきたわけじゃないんだから…//」
ブルーの彼女達「ブルー今日も素敵よ!」
ナロウブルー「え!?俺なんか……何もしてないよ!レッド達の方が凄いんだ!」
魔物達「ああ!神様!あのゲームバランスを崩すチーター共を懲らしめてやってください!」
ナロウイエロー「何言ってんの私がその神様の娘なのよ。それに父親の力なんてもう超えてるし。」
魔物達「チクショーーーーーーー!!!!」
こうしてこの世界は今日も平和に平等に皆が平和を分かち合う世界であった。
???「ここが異世界ってやつ?大層な名前だけど来るのは簡単ね。」
ナロウレッド(第二の人格)「はっ!このどでかい魔力!!まさか…悪魔族!」
ナロウイエロー「だから!悪魔族なんてそこら辺の石っころと同じって言ってるでしょ!?」
ナロウブルー「俺も戦わないとダメか…」
ナロウジャー(やっぱ俺らカッケェー!!)
???「ついたついた。ここに大きな力があると思ってきたけど近くで見てみると案外そうでもないんだね。」
ナロウレッド「誰だ。」
吉田沙保里「どうせ言ったって知らないでしょ?」
ナロウブルー「なーんかどっかで見た気がする。」
ナロウイエロー「あ、そうそう。吉田タオリとかいうのがいたね!」
ナロウレッド「そう、それ!」
ナロウイエロー「で、その吉田タオリ様が私達に何の用?」
吉田沙保里「タオリじゃなくて沙保里ね。まあ死んだら覚えてないでしょうけど。」
ナロウイエロー「だって。私達を殺す気らしいよ。」
ナロウレッド「いいね!最近暇してたんだ、遊び相手にはちょうどいいんじゃない?」
3人が構える。
吉田沙保里「分かってないね。あんたらははしゃぎすぎた。生産力を持たない社会のゴミでありながらこんな楽な道に逃げて粋って。国会で決まったのよ。転生したものは全員、強制終了って。」
ナロウレッド「ちっ!訳のわからないこと言いやがって。」
ナロウイエロー「まぁ、のんと言おうが私達には勝てないよ早く構えなおばさん!」
吉田沙保里「私はねぇ!あんたらが好き勝手生きてる間に絶え間ない努力をしたんだ!そして世界1を取った!それは自分のためではなく、応援してくれた家族、ファン、そして何より監督のためなんだよ!そんな、見かけだけの力相手に構える必要ないんだよ!」
ナロウレッド「いくぞ!!聖剣「天崩地壊 一刀両断」!!
ナロウブルー「滅弓「殲滅の矢!!」
ナロウイエロー「強制敗北退場呪文!!」
世界の半分が消し飛び次元には穴が開きあらゆる世界の破片が飛び散る。
しかし、吉田沙保里は立っている。
ナロウレッド「ふん!ちょっとは楽しめそうだな!」
ナロウブルー「君になら言えそうだ。俺は今まで一度も本気を出していない!」
ナロウイエロー「最悪!一撃で死んでくれないんじゃもう萎えるじゃん!」
吉田沙保里「現実見ろや!!」
沙保里が軽く指を振るとその風圧で全員死んだ。
さらばナロウレンジャー!ありがとうナロウレンジャー!永遠にあれ ナロウレンジャー!!
現実のナロウレッド「あ、あれ!?俺は何を!?」
警察「お前達を公然猥褻罪、名誉毀損及び殺人罪及び殺人未遂の容疑で逮捕する!」
現実のナロウレッド「逮捕だぁ?やってみろよ!
最強の俺の前に勝てる訳……あれ?」
現実のナロウイエロー「ちょっと、離しなさいよ!私は神の娘(長ったらしい名前)よ!父上に話をさせて!」
警察「はいはい!これに乗ったら父上に話せるよ。きっと泣いているだろうね。」
現実のナロウブルー「そんな、俺は何もしてない!本当に自覚がないんだ!」
警察「とぼけるな!ネタは全部上がってんだ!
お前ら全員犯罪者なんだよ!」
吉田沙保里「そこからやり直しな。人生の苦しさを学び直すんだ。これもあんたらのためだよ。」
END