表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイム ジャッジメント  作者: ナオクール
本編
8/18

2ー4 マリー編 驚愕

ウォルトのプライドを傷つけ

作戦会議のために

ホテルにこもった2人のマリー


未来について

若かりしマリーは質問した

「ねぇ?幸せなの?」

「一応・・・とでも言っとくわ

ジェシーが居てくれるし。」


「この先、どうするつもりなの?」

「さぁね、ウォルト次第じゃない?」


「そうとうな憎しみね」

「絶対に許さないわ!」


「でも、死なせたりしないわよね?」

「ん〜 それも彼次第ね」


「誓ってよ!そこまではしたくない」

「分かったから、喚かないで

ジェシーが起きちゃう。」


「・・・」

「もう少しだけ ねっ?」

そして明日はウォルトの職場に行くと

話して、寝ることにした



だが、朝マリーがジェシーと共に

目を覚ますともう1人の自分が

居なくなっていた。

「チッ 裏切ったわね」

きっと身の危険を案じ

ウォルトに知らせに行ったのだろう

若い頃の自身に酷く落胆した。

マリーが職場につくと

ウォルトと口論になっていた。

未来から来た自分がウォルトを

傷つけにやって来るから

一緒に逃げて欲しいと・・・

誰も信じる訳がない。

逆に丁度いいと思ったのか

ジェシーを抱いたまま

マリーがウォルトへ近づくと

若い自身が立ちはだかる。

「ダメよ 手出しさせない。」

「バカね。説明してあげるから

上に行きましょ」

3人はエレベーターに乗り

屋上へと歩み出た。


地上20階建てのオフィス

もみ合いにでもなったら困るからと

ウォルトと若いマリーは

エレベーターからあまり離れなかった

「まぁいいわ、実はね この子

ウォルトの子じゃないのよ」

呆気に取られる2人は驚きを隠せない。

「俺の子だって言ったじゃないか!」

「私が私に嘘つくわけないでしょ」


「勝手にやってなさい」

不敵な笑みを浮かべながら

マリーはそっとジェシーを降ろすと

バッグから銃を取り出した。

「そんなことしたら

ジェシーも消えちゃう!」

「いいのよ。この子は理解してくれる」

2人は豹変したマリーに

狂気の沙汰を見た。

やはりそこまで恨んでいたのか。

すると

「チン!」

エレベーターが屋上まで上がって来た。

オフィスのロビーでもみ合い

騒ぎを起こした事で、誰かが通報したのだろう。警官が駆けつけたのだ。

だが、マリーが巧妙に銃をしまい込むと

連れて行かれたのはウォルトだった。


マリー同士拍子抜けしたところへ

レオが現れた。

「命のやり取りは、賛成出来んな」

マリーは

「何よアンタ!どっから来たのよ」

「ジャンの店からずっと君を見ている。

子供を置いて来ようとしたろ?」

若いマリーは驚いた

「ウォルトを手にかけて、自分も?」

レオは少し怖い顔をしながら言った

「そういうことに使うもんじゃない」

マリーは震え ジェシーの顔を見た。

「ごめんなさい。」

そう言って涙を流した。

しかしなぜ、ウォルトが警察に

連れて行かれたのか?

レオの話しでは

ケイトへの結婚詐欺罪がかけられて

いたらしく、レストランでの一件で

ケイトが全て暴いた為に

逮捕に至ったらしい。



その後

2人のマリーは

ジェシーを共に育て

今も一緒に暮らしているという。



ちなみにジェシーは

本当にウォルトの子供で

咄嗟に出た嘘のようだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ