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タイム ジャッジメント  作者: ナオクール
本編
7/18

2ー3 マリー編 トリック

2人のマリーが追うなか

ウォルトが着いたのは

小洒落たレストランだった


「こんなところで食事したことないわ」

涙を浮かべた若かりしマリー

「泣いてるヒマなんてないのよ

ちゃんと準備もして来たでしょ」

2人はタクシーを降りて

ウォルトの居るレストランへと

入っていった。

「子供がいるとトリック使えないから

預かってもらうわ。」

「??」

言う通りにするしかないと思い、

フロントへ立ち寄ると

支配人が心良く引き受けてくれた

「まずはアタシが先に行くから

アナタはあっちね」

指差したのは、外だった


何気なく、窓際に座るウォルトの脇を

マリーが通り過ぎた

ウォルトはすぐに気づき ビクッとした

そして目を合わさぬよう窓の外を見た

すると

同じ服のマリーがフラフラと

歩いて来るではないか。

「なぜだ?双子な訳がない!」

連れの女ケイトは

「ちょっと、何なの急に!」

外を歩くマリーを目で追うウォルトに

ビンタを喰らわせた。

ウォルトはケイトが

飛び出して行っても、なお

窓の外を確かめている。


次の瞬間

店内から声がした

「1人の女で満足出来なくて

何人に手を出してんだよこのゲス野郎」

ウォルトが焦って振り返ると同時に

マリーのビンタが炸裂した

「フン!立場無くなったわね」

マリーはそう言い残し去って行った。

ウォルトは固まったまま動けなかった


マリーは外に出ると

もう1人と合流し

「アンタ・・・

っていうのも変だけど

しばらく家には帰らない方がいいわね」

そう言って

町はずれのホテルへと向かった。

若かりしマリーは

「アイツたっら

幽霊でも見るような顔してたわ」

「2人同時に現れるなんて

思いもしないだろうからね

でもまだよ 作戦会議ね。」

ここでようやく

若かりしマリーは吹っ切れたのか

2人は笑顔で微笑み合った


また何かをたくらんでいる

女を敵に回すと怖いですね



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