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ターゲット6 初めてのミッション ㊤

最初のミッションとは??

 そうしてお互いの自己紹介が終わったところで生徒会長が会議を始めると切り出した。


ホワイトボードには初期の花田さんがなにやら地図を張り出した。


そして人数分のなにやら資料を配布してきた。


俺は藍華とともに資料に目を通してみる。


なになに??


 蒼陽学園高等学校 家庭科室における謎の呼び声事件についての資料 


(「いきなり事件ですか~~~??」)


(『お兄ちゃん、ここはみんなにおにいちゃんが有能な人だってことをアピールするチャンスだよ!!』)


(「おお・・・マイシスターよ・・・これでは俺がいつも無能な高校2年生だということになってしまうではないか・・・」)


(『そそそそんなことないよ~~。お兄ちゃんはいつもテストはいい点とるし、運動神経も悪くないし、異性同姓かかわらずやさしいじゃん!!お兄ちゃんは有能だよ!!』)


(「う~~む、まあそうなんだが・・・なんでお前がいろいろ知ってるんだよ!!」)


(『えへへ、お兄ちゃんのことなら何でも知ってるよ★』)


(「怖!!何で星が黒なの??ねえなんで??」)

というかそれはさておき。


俺は再び資料を見た。


なになに・・・??


蒼陽学園高等学校 家庭科室における謎の呼び声事件についての資料

 ・つい1週間前から家庭科室から謎の女性の声がするという声が多数来ている。

 ・差出人はいずれも夜遅くまで部活が行われている部活参加者。

 ・いずれも夜9時に決まって家庭科室で声を聞いている模様。

 ・われわれ生徒会組織の調査によると数年前に家庭科室で自殺した女子生徒がいるらしく、その生徒が悪霊化したのではないかと疑っている。

                              以上 平成2△年 記載者 生徒会書記 花田美香


などと書かれている。

ていうか怖いよ!!マジで幽霊だなんて怖すぎるよ!!


俺は何ができるってゆうんだ??刀は効くのか??早速俺の覚悟は揺らぎ始める。


そんな俺の疑問に小西さんが気づいたのかアドバイスをくれる。


「今佑ちゃんの持っているその刀はただの真打の刀。ただし、佑ちゃんの守護霊・・・藍華ちゃんの霊気を刀にまとわせることだ悪霊を切ることができるんだよ☆」


おお~~小西さん。やはりあなたの笑顔は天使だ~~。


ありがと~~。


そんな俺の心の言葉が分かったのか、フィオネはくすくすと笑っていた。


笑わなくてもいいだろ??


ぐすん・・・。


そうしてそんな俺のことは無視して会長は高らかに宣言する。


「それでは今夜の8時30分に再びここに集合。そうして9時には家庭科室付近を立ち入り禁止に!!9時に悪霊を討伐する」


「「「「了解!!」」」」


あっら~~??


俺もつられて言っちゃったよ~~。


隣では小西さんがガンバ!!の意味を込めてか親指をぐっとつき立てた。


ほんとに俺・・・大丈夫??そして心優しい妹の藍華はそんな緊張する俺に。


『大丈夫だよお兄ちゃん。危険なときには私が守るから』


妹に守られる兄って一体・・・。


ガク・・・。


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