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ターゲット4 生徒会の正体 ㊦

接触はいかに・・・。

 なんだかんだいって放課後になった。勉強で疲れきった頭を抱えながら生徒会室に足を運んだ。

がら がら がら ドアを開くとそこにはすでに役員が全員いた。

生徒会長 吉川深夏

生徒会副会長 松本紗都子 開き枠1名

生徒会書記 花田美香

生徒会会計 小西桜

そこには思い人小西さんもいた。しかしいつも見せている明るい笑顔ではなく、値踏みするような冷たい視線を送ってきた。ほかの役員たちもそうだった。生徒会長が歩み寄ってきた。

「疲れているところすまないがこれから昨日のことも含めて説明をしたいと思う」

「あ、はい」

俺は据わるように言われ、言われたとおりに4人に向かい合う形で座った。いや~~威圧感バンバン出してきますね~。おっかない・・・。

「それではまず自己紹介からしよう」

会長が話す。

「私がここ蒼陽学園高等学校生徒会長3年の吉川深夏だ。幼いときに悪霊に両足をつぶされた。そのとき守護霊となってくれたのがかつての愛犬のハクだ」

会長の出した手のひらの上にふわふわと白い柴犬が現れた。

『にーちゃん、腕の痛みはない様で何より。この前はすまなかったな。一般人を巻き込むつもりはなかったんだが・・・。まさか1日に複数個所に出現することは今までなかったから対応できなかったんだよ』

「・・・はい」

『お兄ちゃん・・・。私はお兄ちゃんと一緒にいられるから大丈夫だよ』

「愛華・・・」

「次は俺だな。俺も同じく3年の松本紗都子だ。小学6年の頃に両目を失った・・・。そして俺の守護霊は緋龍だ」

そこには若い男性の守護霊がいた。いまどきのファッションだろうか。そういえば守護霊が触れたものはすべて霊体化するんだった(守護霊がほしいと思ったものだけ)。

『おぬしのことはハクに聞いた。妹を殺されたそうではないか・・・。つらいだろうが君もこっち側のものだ。耐えてくれ』

「・・・はい」

「ええっと・・・あう~~、わた、私は1年の花田美香と申します。ええっと、私は去年の夏に海で吉川さんと同じく両足を失いました。この子が私の守護霊のルカです」

そこには小学生ぐらいの女の子の守護霊がいた。背は小西さんぐらいだろうか(小西さんのロリ体系が萌え~~って目の前で一番威圧感出してるんですけど・・・)

『どうぞよろしくね。神崎佑介くん』

「ああ・・・はい」

「最後に私ですね」

「小西さん??」

何で小西さんがここにいるんだ??いつも見てる感じ普通の女子高生だったじゃないか・・・。

「名前はいいわよね、佑ちゃん。私の守護霊のフィオネ。これからよろしくね」

最後はいつもの小西さんの笑顔だった。一体どちらが本物なんだ??そこには女騎士の守護霊がいた。相当昔の時代の人だな・・・。

『汝・・・我らとともに戦う意思はあるか??』

俺を試していている??それを読み取ったのか小西さんとフィオネは同時にうなずく。俺は右腕を奪われた・・・。そして俺は愛華をやつらに殺された。恨んでも愛華はもう戻ってこない・・・。少し考えてから・・・・。

「あります。やらせてください!!お願いします」

「わたしたちははじめからあなたをここに向かいいれることにしていたから心配要らないわ。これからよろしくね。生徒会副会長神崎佑介くん」

「へ??」

いきなり俺が副会長??なんでだ~~~~~~!!

こうしてよく分からない生徒会と言う名の裏組織と接触した俺と愛華だった。



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