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ターゲット0 とある人生の終わりと新たな人生 上

いつもの平凡な日常を過ごしていた佑介と愛華。

楽しい学校生活が待っているはずだったのに・・・。

 俺の名前は神崎佑介。蒼陽学園高等学校2年生だ。今日は入学式。俺には1つ下の神埼藍華という妹がいる。素直でかわいい妹だ。このまま育ってくれれば兄としては鼻が高い。親は共働きで外交関係のためほとんど家にはおらず、つまり今まで妹と2人だけで生活してきたのだった。少々ブラコン気味なのは嬉しいのやら困るのやら・・・。そんな妹が今日ここ蒼陽学園高等学校入学するのだ。

「お兄ちゃん、早く行こうよ」

「なんで、まだ7時じゃないか。俺がいつも出るのは7時30分だろ」

「早く行ってお兄ちゃんとゆっくり通学路を見たいんだよ」

 まったく、どこに行くにも兄である俺にくっついてくる。時としては困ることもあった。離れれば自分の支えがなくなるとでも思ってるのだろう。早く妹を支えてくれる男が来ればいいのだが・・・。それでもちゃら男にだけは渡したくなかった。

「はいはい、わかったよ」

そうは言うもののあしらうことは俺にはできなかった。

「よかった」

にっこりと笑う妹その笑顔を見られののなら俺はなんでもできる・・・ん?これじゃあシスコンじゃないのか?そうして俺は哀歌から手作り弁当(本人曰く、愛妻弁当)を受け取って一緒に登校した。これが最後の妹との人間同士の日常になるとは思わなかった・・・。


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