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山田さんの新人研修  作者: 金子よしふみ
第二章 境界から
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山田の研修先

 山田幸喜が勤めるのは一軒のクリーニング店だった。正確に言えばそのクリーニング店に併設されたハウスクリーニング店だった。山田のアパートから徒歩三〇分ほどの商店街の中にあるそこは、代々続いて来たクリーニング店だったが、新規拡張のためにハウスクリーニングを始めるとあって新人募集をかけていた。山田はそこに採用されたわけである。と言っても、人間でない山田がどういういきさつで、そうなったかについては、一言に尽きる。

「ここ、受けて来い」

 という命令があったからである。ではそう言ったのは誰か、ということになるのだが、その人こそ山田が昨日の一件でやらかしてしまい、報告に行かなければならない人であった。直属上司と部下という位置関係になろうが、彼にとってはここに来る以前よりずっと見知っている先輩でもあった。


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