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山田さんの新人研修  作者: 金子よしふみ
第六章 山田幸喜の夢
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聖来、部屋で

 聖来の自室。

「フフ」

 彼女は帰宅草々、机の引き出しから、卒園文集と、小学校・中学校の時の卒業文集を取り出した。聖来自身の紹介のページを開く。

 ――私の夢は物語を書く人になることです。皆がニコニコしてくれる童話をたくさん書きたいです。

 それから机上のブックスタンドにある、ルーズリーフを取り出した。

「受験だから、途中で止めていたけど、少しずつアイディア考えるかな」

 ゆっくりと開いていく。そこには童話のモチーフやアイディアや資料がたくさん書いてあった。

「そりゃ、詳しいですよ、サンタのことは」

 今彼女が書こうとしていた、その内容は、サンタクロースが街へやって来たものの帰れなくなって、そこでトナカイとともに暮らし始めて……というイメージだった。サンタのことを調べていたのだった。

「まさか、こんなことってあるんだね。私の夢、守ってね。サンタ……山田さん」


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