これから先どうしようか
さて、これから先、どうしようか。
懸念として残っていることは、もしもこのまま、タイムマシンが修理できないまま、この時代に取り残されてしまった場合、この先いったいどうなるのだろうということ。それがずっと気がかりだった。
何もしないで手をこまねいているわけでもなく、こちらの時代に持ち出しておいた、タイムマシンの関連本などを読みあさり、原因や修理方法などを探ったりもした。
そんな中、また新たなタイムマシンが現れた。
そしてそのタイムマシンには、レオニダスと、レオパルト、ミッフィー、そしてタイムマシンの発明プロジェクトチームの科学者たちも乗っていた。
レオニダス「君たちがいつまで待っても戻ってくる気配が無いから、こちらからタイムマシンに乗って、来てみたら案の定だ。」
「よかった!これで元の時代に帰れるかもしれない!」
そしてその願いは、意外にも早く叶えられることになった。
タイムマシンの修理が、思ったよりも早く完了することになり、早く帰還できることになった。やれやれ、これでまずは一安心だ。
レオニダス「さあ、アイン君。まずは君が操作してみることだ。」
さっそく操作してみる。全て順調に動く。
それにしても、タイムマシンの発明プロジェクトチームの科学者たちは、実に優秀だな。修理もこんなに簡単にこなせるとはな。
とにもかくにも、タイムマシンを操作。
キュイーン!
一瞬で亜空間へ。そして時間の方は、あっという間に西暦2119年まで来た。
時間の移動も順調。どうやら、未来の特殊な修理器具を使えば、どんな不具合でも簡単に直せるらしいとのこと。
そして、約8000年の時を越えて、元の時代へ。
相変わらず、元の時代は何もない原野の中に、わずかに集落や施設があるだけの光景で、広い土地に、人が少ししかいないという状況だ。
オブリガード先生が出迎えてくれた。
オブリガード「おお、みんな無事に帰ってきてくれたようだな。」
オブリガード先生にも、2024年の時代の状況を伝えた。
それよりも何よりも、かつて東京という都市があったあたりに、ネオ・トウキョウ・シティという都市が、突然現れたという。
まさか、僕らがタイムマシンで過去の時代に行った結果が、これなのか?
「ネオ・トウキョウ・シティか。約8000年後の東京は、こんなすごい町になるんだな。」
しかしながら、ただちに足を運ぶのは、おすすめではないと、オブリガード先生からも、クギをさされた。あの都市に危険が待ち受けているかもしれないからと。
いずれにしても、東京と名前はついていても、2024年で見てきたあの東京とは、違う東京になっているかもしれないということなのだ。
それから、僕らはまた、2024年に戻ってきていた。
アイダ「そうか、君たちがここにいるということは、結局タイムマシンは修理できなかった、元の時代には戻れなかった、そういうことだね。
いや、何も言わなくていいよ。それならそれで、こっちの時代に留まればいいんだから。」
アイン「いえ、実は、そうじゃないんです。」
アイダ・マサノリにも、その話をした。
アイダ「ええっ!?それじゃあ、いったん自分たちの時代に戻って、そしてまた、こっちの時代に来たってことになるの!?
それ聞いて驚いた!だけどそれ聞いて安心した!
しかも、これからはいつでも、お互いの時代を行き来することができるってことなんだね!
そうなると、これからはいつでも、お互いに会いに行けるってことなんだね!」
これでもう、本当にお互い安心になる。
あとは、殺人AI兵器の機銃掃射で殺されないことを祈るだけだ。
ここから、いよいよ『オールジャンルゲームス』の本格的な攻略に入ろうと考えた。
俺とアイラは、『ファンタジー』の『ダンジョン攻略』を選んだ。
ガンツとミムは、『スポーツ』の『格闘技』を選ぶ。
ユイとホースは、『全メニュー制覇』を選び、まずはコンビニの全メニューを食べ尽くすことを目指す。
そして、タカヤスとマインは、『SF』の『ディストピア』を選んだ。
さて、攻略開始といこうか。




