新章開幕 『オールジャンルゲームス』【回想】
ついに、西暦2024年に、タイムマシンが到着する。
西暦2024年。一見すると、それまでと何も変わっていないように思える。しかし、そこにタイムマシンが突然、姿を現した。
キュイーン!
タイムマシンの巨大な機体が、突如として姿を現し、降り立った。幸い、周囲には誰もいなかった。
アイン「ふあーっと!やっと到着したぞ!」
扉が開き、中から犬や猫や、いろんなケモノの耳をした人たちが出てくる。飾り物でも無い限り、どう見てもあれは、本物のケモノの耳だ。いきなりこんな風貌の人たちが姿を現したら、さぞや驚くに違いない。
ここから、アインの目線。
アイン「ひとまず、このコンテナハウスで宿泊しよう。」
ポケットにしまっていたカプセルを放り投げると、ちゅどーん!と、コンテナハウスが現れる。
さらに、自分たちの耳は、普通の人間が見たらケモミミとはわからないようにしておいた。こうしておけば、自分たちがケモミミだと気づかれない。
どういう方法かって?それは秘密だ。
周囲には誰もいない。どうやら夜のようだ。もう夜も遅いようなので、一晩寝ることにした。
ただ、向こうの時代と違うのは、向こうの時代は、星空がきれいで、はっきりと星が見えていたのに、こちらの時代は、なんとなく空気が澱んでいるからか、星空がよく見えないということ。
ここがどんな世界、どんな時代なのかは、今はわからない。ただ、俺たちはタイムマシンに乗って、はるばるこの時代にやってきた。
眠くなってきた。今夜はもう寝よう。
俺たちは全員、深い眠りについた。どうやら夢を見始めたようだ。そして、これまでに歩んできた道のりを、思い出していた。夢の中でも、それを思い浮かべていた。
夢の中。最初に思い浮かんだのは、あの光景だった。
ここで回想編が入る。
ここからは、これまでのあらすじを振り返りながら、同時進行していく予定だ。
物語は、再びここから進展する。
翌朝、起きてみたけど、特に何も変わった様子は無かった。町の様子も、特に何事も起こった様子は無く、平和そのものだった。
どうやら、まだ第三次世界大戦にはなっていないようだった。だが次の瞬間、驚愕の事実を思い知ることになる。
ケモミミ?あれは、飾り物とかでもない限り、見た感じ、本物のケモミミだ。
さっそく、そのケモミミに話しかけてみることにした。
「もしかして、ケモミミ?」
「ああ、ケモミミだよ。しかも本物。」
なんと、その男性は本物のケモミミ、しかも、見たところ、柴犬の耳だ。
近くを女性たちが通りかかる。女性たちの耳を見た。ネコミミだ。
「何を驚いているの?この世界は、最初からケモミミの世界なんだよ。」
驚く俺に、さらに謎の声が語りかける。声はすれど姿は見えず。
何が起こっているのか、どういう状況なのかを飲み込めないでいる俺たちに、謎の声は語りかける。
しかしどうやら、謎の声は、ここにいる全員に聞こえているようだ。
謎の声「ふっふっふ。どうやらこの世界に、新たな仲間たちが来たようだね。しかも、はるか未来の世界から。」
今までの話をまとめてみると、俺たちはもともとは、人間界にいるペットや家畜や、野生動物などの動物だった。
しかし、あの核戦争が起こり、俺たちの魂はみんなそれぞれ、異世界へと飛ばされた。
おそらくそれ自体が、謎の声の人物が仕組んだシナリオの通りだった。
そして、俺が世界大図書館を発見し、タイムマシンに関する本を発見し、タイムマシンを使って、過去の2024年までやってくるということも、全ては折り込み済みだったのか。
「こんな、小手調べなどではなく、君たちにはとっておきのシナリオを用意しておいたよ。」
「なんだって?」
「そう、それは君たちがずっとやりたがっていた、VRMMOだ!君たちにはとっておきのVRMMOのソフトを用意しておいた。
この先に進むためには、このVRMMOに用意されている、大ジャンルと中ジャンルをクリアすることが求められる。
どの大ジャンル、中ジャンルを選ぶのかは、君たちに選択の権利を与えよう。」
VRMMO(英: Virtual Reality Massively Multiplayer Online Game、Virtual Reality Massive Multiplayer Online role-playing game)は、仮想空間内の世界に専用デバイスで入り、実際に五感を使って一人称視点で遊ぶゲームのことである。日本語の正式名称は「仮想現実大規模多人数同時参加型オンラインゲーム」という。仮想現実オンラインゲームの一種。
「そして、そのVRMMOのタイトルは『オールジャンルゲームス』だ!実にさまざまなジャンルのゲーム内ゲームがあるから、よく考えて選ぶがよい。」
さて、困ったことになった。それならどのみち、第三次世界大戦を防ぐことなど、はなっからできなかったということなのか。
思い悩んだ。しかし、思い悩んだところで、何かが変わるわけでもない。もしかしたらこれは、俺たちへの挑戦状なのかもしれない。
そして、この『オールジャンルゲームス』の、大ジャンルと、中ジャンルの一覧が一斉配信された。
俺たち一人一人の手にも、いつの間にか『オールジャンルゲームス』プレイ用のスマホがあった。
この、2024年は仮想現実で、このスマホは専用デバイス、といったところか。
『オールジャンルゲームス』
大ジャンル
ファンタジー
SF
シューティング
ミリタリー
歴史
スポーツ
全メニュー制覇
中ジャンル
ファンタジーの中ジャンル
モンスター討伐 レベル999を目指す
モンスター討伐 匹数討伐
モンスター討伐 全種類討伐
ダンジョン 全ダンジョンクリア
ボス討伐
レア装備 レアアイテム収集
スキルアップ
とまあ、こんな感じでタイムマシンに乗って、2024年までたどり着いたものの、その後タイムマシンが故障して、元の時代に帰れなくなってしまった。どうやら、エネルギー消費が大きくなって負荷がかかり、それに耐えきれなくなった、というのが原因だったようだ。
しかしながら、今回のタイムトラベルの結果、2つの時代がつながったため、代わりのタイムマシンでも移動できるようになったとか。
さて、こうして思い出話をしている間に、夕方のニュースの時間になってしまった。
さあ、夕方のニュースを見よう。今日はどんなニュースがあるかな?




