お風呂でガールズトーク
アイラ「さて、ここいらで、パーティーの女性陣だけで、お風呂にでも入ろうかしら。」
タイムマシン内にお風呂もある。まるで豪華客船並みの設備のよさだ。まるで、初めから我々のために用意されていたかのようだ。
今が、ちょうど西暦9000年頃だという。目指す2024年までは、まだまだかかるという。
1泊2日くらいは、かかるという計算だ。
アイラ、ユイ、ミム、マインの、女性陣がお風呂に入る。
アイラ「さーて!女子会トークの始まり!ここは、女子だけの内緒話の場よ。何から話そうかしらね。」
ユイ「それじゃあ、男性陣の話とか。目の前じゃ、絶対に口にできない話とか。」
ミム「けど、私たちって、男女ちょうど4人ずつだよね。」
マイン「あーら、それならそれで、釣り合いが取れていいんじゃないの?」
なんのことはない。実にたわいのない話をしながら、お風呂を満喫する。たまにはこういう息抜きの時間も必要だ。
一瞬で行けるのかと思っていたら、かなりの長旅になりそうだ。何しろ、約8000年の時をさかのぼる旅なのだから。
今(?)、ようやく西暦8000年に到達した。しかし、そこには、はるか昔、大戦争によって滅びた廃墟が広がっているだけだった。その廃墟がやがて粉々に朽ち果て、現在に至っているという。
お風呂の中。浴槽は、4人くらいなら余裕で入れる広さで、そこにアイラとミム、ユイとマインが向かい合って入っている。
ユイ「アイラちゃんから見て、アイン君ってどういう人なの?」
アイラ「アイン君は、真面目ではあるけど、時には真面目すぎて突っ走ってしまうところがあるかな。
それに、情熱家、理想主義者、そういった面もあるわね。
私からも質問いい?ユイちゃんから見たホース君は?」
ユイ「ユイちゃんから見たホース君はね、ドジで、おっちょこちょいなところがあるけど、誰よりも、ユイちゃんのことを思ってくれているところ。」
ユイは、自分のことをユイちゃんと呼ぶ。
ミムとマインが、次に話す。
マイン「ミムちゃんは、ガンツ君と仲良さそうね。」
ミム「ガンツ君は、一見すると荒っぽいところがあるように思うけど、本当は、気は優しくて力持ち、という表現の通りの人だと思うの。」
マイン「タカヤス君は、もの静かな感じだけど、内に秘めているものがあるような感じね。」
みんなそれぞれ、思うところはあるようだ。
お風呂に入ったら、あとは寝るだけ。寝ている間にだいぶ近づいているといいのだが。
外には亜空間が広がる。なんとも形容のしがたい空間のようだ。果たして、本当に2024年まで行かれるのだろうか。




