ついにタイムマシンに乗って
みんな、聞いてくれ!ついにタイムマシンが完成したそうだ!
アインは、みんなに呼び掛けた。
全員集合。いよいよ、タイムマシンのお披露目だ。
ガンツ、タカヤス、アイラ、ユイ、ミム、ホース、マイン、それから、オブリガード先生、さらには、レオニダス、レオパルト、ミッフィーも、そして、タイムマシンの開発に尽力してくれた、科学者の皆さん。
まずは、科学者からの説明から。
科学者「アイン君の依頼を受け、我々『タイムマシン発明プロジェクトチーム』の総力を上げて、ついに、ついに、タイムマシンを完成させることができました。」
さっそく、乗り込んでみる。かなり大きなタイムマシンだ。まるで宇宙船のようだ。内部には生活スペースまである。
科学者「なに、操作方法は簡単。行きたい時代の数字を入れて、真ん中のスイッチボタンを押せば、それだけで、一瞬にして、行きたい時代に行けます。」
ガンツ「そうだ、せっかくだから、内部の様子を見てみるか。」
タカヤス「タイムマシン以外にも、いろんな機能がついているみたいだ。」
アイラ「すごいね。アイン。アインが頼み込んで、これを作ってもらったのね。」
ユイ「食事スペースもあるのね。ここでみんなで、食事をすることができるんだね。楽しみ。」
ミム「ダンスを踊れるスペースとか、トイレ、更衣室、シャワー、お風呂まで完備なんて。
タイムマシンというか、空飛ぶホテル、時空を駆けるホテルといった感じね。」
ホース「いやー、アイン君は頭がいいからね。
こんな発想、僕には思い付かない。」
マイン「おそらく、長旅を想定してのことね。
数年とかなら、楽々ひとっ飛びだろうけど、数百年、千数百年、数千年とかになると、到着するまで時間がかかりそうね。
その場合、その間の時間は、どうやって計算するんだろう。」
何しろ、今回行くのは、約8000年前の時代だ。
しかも、試験飛行なども無しに、ぶっつけ本番で運行するのだ。
オブリガード「我々も行きたいところだが、こちらの時代のことも気がかりでな。
誰かが残っていないと、どう影響が及ぶのかわからんだろう。」
アイン「心配しないで。僕らに任せて。」
レオニダス「しかし、第三次世界大戦を引き起こした張本人は、いったいどういう考えなのか。
とにかく、第三次世界大戦が起きたせいで、この時代はこんな環境なのだからな。」
レオパルト「あちらの時代の人間たちにも、会いにいくのですね。」
ミッフィー「ミッフィーも、行きたいな。でも今回は、お留守番。」
アイン、ガンツ、タカヤス、アイラ、ユイ、ミム、ホース、マインが乗り込む。
設定したのは、2024年。
アイン「それじゃあ、行くぞ!」
アインは、スイッチボタンを押した。タイムマシンは、たちまち亜空間へ。
ミッフィー「いってらっしゃーい!」
キュイーン!
こうして、アインたちは2024年へと旅立った。




