馬鹿ップル【ユイ&ホース】
どーもー!ユイでーす!
ホースです。
馬鹿ップルの、ユイ&ホースでーす!
ユイ「ねえねえ聞いて。今ね、世界大図書館っていうところにいるの。すごく大きな、すごくたくさんの本があるの。」
ホース「そうだね。」
私はユイ。鹿角族。頭にシカのツノが生えている、見た目は人間の女の子。
彼はホース。馬耳族。彼はとっても無口で、時々、私にも彼の考えていることがわからなくなる時があるのよ。
彼は、耳だけが馬で、見た目は人間の男の子。といっても、人間の年齢でいったら20歳前後かな。
あ、そうそう、私たちに難しいことは聞かないで。
難しいことや、興味の無いことは、馬の耳に念仏だから。
そういえば、アイン君もあまり自分のことは話さないし、アイン君もどちらかというと無口なのよね。
この2人は、気がつくとユイが一人でしゃべっていることが多い。ホースはユイの話をただ聞いているだけといった感じだ。
この一団の中でも、ユイは陽キャラとして知られる。
私はアイン君のことも気にかけてはいるけど、アイン君はアイラちゃんのことが好きみたいね。
あ、そうそう、エナジートレインっていうのを建造する予定らしいね。どんなものになるのか、今から楽しみだわ。
さて、今日はデザートでも食べようかな。プリンとか食べたいな。いただきまーす!
次の瞬間、空の上で何かが開くような音がした。
どうやら、この世界と異世界をつなぐ扉が開かれ、さらには、先の大戦前の時代と、こちらの時代とがつながり、いつでもそれぞれの世界、それぞれの時代を行き来することができるようになったという。
そうなると、招かれざる存在、たとえば魔物や、しまいには魔王まで、こちらの世界に来る可能性もあるということになる。
そんな、大変なことが起こっているなどとは、この時の彼らは、まだ思いもしなかった。




