95/120
カバーハード
ヤシヒロ一行はドラゴンに乗り洞窟を後にした。
ヤシヒロは落ち着きなく揺れていた。
『鉱山都市カバーハードに向かいましょウ。』
ービナがはりきって言った。
ヤシヒロ一行は南西に向かって飛んだ。
スズカは皆のために歌を歌おうとした。
『つきましタ。』
ービナが飛んですぐに言った。
スズカは昔、歌を歌おうとして停電で直前で歌えなくなったことを思い出した。
その時は気づかなかったが、このことは次のステップにつながっていた。
鉱山都市カバーハードに着いた。
鉱石キュー・リメロンが主な産出物だ。
鉱石を精製するための工場の煙突が目立つ都市だった。
煙突から出る煙が毒々しい色をしていた。
絶対に体に悪いだろうと誰もが考えた。
ヤシヒロはそんな煙よりも毒々しく揺れていた。
『ここでは潜水艇を作成するための鉱石キュー・リメロンαを取りにいきましょウ。』
ービナがいつも通りはりきって言った。




