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犯人はあなたです
双子は先程とは逆の順番で言葉を発し始めた。
最初に不気味な音を発し今度はだんだんとゆっくり同じ言葉を発していった。
ヤシヒロ一行はゆっくり過ぎて時間が止まってしまったかのような錯覚を覚えた。
あまりのゆっくりさにヤシヒロは眠っているかの様な揺れ方をしてしまった。
ココロとキクの体がかすかにゆれた。
『うーーー。犯人はあなたです。』
ココロは起きてすぐに言い放った。
『間違いなく犯人はあなたです。間違いなく。』
キクも同じことを言い放った。
生き返った矢先にそんなことを言われてしまい二人が生き返った喜びを感じることをできずにヤシヒロ一行は戸惑っていた。
ココロとキクの指は同じ人物を指さしていた。




