前へ目次 次へ 64/120 食い逃げる ヤシヒロは歌の効力で腹一杯どころか二杯三杯いやそれ以上食べていつもよりも満足気に揺れていた。 その他のメンバーはこの一大事に申し訳ないという気持ちでいっぱいだったが、まだ天にも登る気持ちでいっぱいだった。 『食い逃げ』 ヤシヒロはいつも通りの言葉を発した。 いつも通りプランとプテランは既に外に出ていた。 タクミとスズカ、のぞん美もほぼ同時に外にいた。 骨太はやはり忘れ去られていた。 店の前に出たヤシヒロはなぜか前に進む事ができなかった。