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ボス戦
『念の為プテランの剣に聖力増加をかけときますます。』
パランは念には念を入れるタイプだ。
パーティー一行はボスの部屋の扉を開け中に入った。
中に待ち受けていたのは巨大な剣と盾を持ったガイコツの巨人だった。
プテランは素早い動きで敵に一撃を入れる。
しかしあまりダメージを受けていないようだ。
回復を繰り返しながら何度も攻撃を繰り返すが敵は倒れる気配がない。
パーティーは疲労がたまり動きが段々と鈍くなっていた。
ヤシヒロは最初から今まで何もしていない。
タクミはダンジョンに入り奥へと進んでいく。
敵は全て倒され人っ子一人いない。
『こんなところでやられるわけがないんだよ!』
心配は取り越し苦労だったようだ。
しかしボス部屋に入った途端に驚愕した。
『どういうことだ!どうしてこんなヤツがここにいる!』