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約束の力
ヤシヒロの揺れざまは絶望を意味していた。
プランとプテランの二人を除いては。
二人にとってスライム・ジ・エンドのような揺れざまは希望へと続く揺れざまになった。
ふたりはココロとキクと交わした約束を思い出した。
スライム・ジ・エンドを食べに行くという約束だ。
『絶対に』
『絶対に』
タクミとスズカは二人の変化になにかを感じ更に応援した。
『ココロさんとキクさんと一緒に』
『ココロさんとキクさんと一緒に』
骨太とのぞん美も二人を応援する。
『スライム・ジ・エンドを食べに行くんですです。』
『スライムジ・エンドを食べに行くんですぅ。』
ービナは二人なら絶対にやり遂げるという顔をしていた。
プランとプテランの身体の奥が段々と熱くなり力が湧き出してきた。
心が熱くなるほどに棺を凍らせる力が強くなっていった。
そうしてどんな障害がこようとも絶対に破壊できない氷の棺が完成した。
『プランさん、プテランさん。お疲れ様でしタ。』
ヤシヒロはホッと揺れた。
ヤシヒロ一行は棺に二人を安置して洞窟を出た。




