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錯乱
勇者様は大きなスプーンを持ってキノコのモンスターに突進していった。
『勇者様がスプーンで突っ込んでいったぞ!』
『むー!アンデットには無敵なんですけどね!』
タクミ達は勇者様一行を少し離れた位置で見守っていた。
勇者様の攻撃は効果がなく逆に毒霧をくらって錯乱状態になってしまった。
『宝くじ当たったらどうしょう?3枚バラで当たるかな?でも今年買うの忘れたなぁ。』
勇者様が突然懐かしい世界のことを言い出した。
『宝くじね。そんなケチケチ買っても絶対当たらんだろ!』
『逆に少ない枚数で当てるのがロマンではないでしょうか!逆に!』
『当たる時は当たるし♬当たらない時は当たらない♬』
勇者様は解毒の魔法を受けたのだがまだ回復しなかった。
『家を直さないとダメだな。固定資産税も残しておかないとなぁ。』
また元の世界のことを言い出し眠りこんでしまった。
『固定資産税って!そんな概念すっかり忘れていたぜ。』
『マイホーム♪マイホーム♪』
『んー!早く帰りたいですね!』
タクミ達はうなずいた。




