106/120
創作意欲
店主ご自慢のオブジェクトを壊してしまったのぞん美は固まって動けないでいた。
ヤシヒロも固まったまま揺れていた。
タンハサナは体ににあわないスピードでやってきて壊れたオブジェクトを前にしばらく沈黙していた。
『す、素晴らしいよん。』
タンハサナは思いがけないことを言い出した。
『この姿形は創作意欲がかき立てられるん。奇跡に近いんだよん。』
事態は好転したようだった。
『お礼にコレを持っていって欲しいよん。』
タンハサナから店の中でも一番巨大なハンマーをもらい骨太が背中に担いだ。
ハンマーは重すぎて歩くたびに少し地面にめり込んでいった。
ーナビからファンファーレが鳴り響く。
『おめでとうございまス!のぞん美さんは今回の破壊で[切り札]骨折りぞーんのくたびれ儲けを獲得しましタ!』
ービナが告げた。
『おめでとうございまス!更にのぞん美さんは今回の空中一回転で[切り札]望むと望まざるとにかかわらずを獲得しましタ!』
ービナが更に告げた。




