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僕ら古代遺跡探検隊  作者: タカリンク
第1章 4匹の妖精編
1/9

序章 前編 少年と鍵と絵本

はじめて小説を書きました!

タカリンクです!

少しでも興味を持ってくれたら幸いです!

次回はいつになるか分かりませんがそれでもよければ!

俺の名前は古代 (さぐる) 13歳。

日本の始発町(しはつちょう)で暮らす中学2年生だ。

始発町は周りに田んぼや畑しかなく大きなビルやデパートもない。

家から中学校に通う道に一つも店がない。まあ、田舎に住んでると思ってくれればいい。

今日は5月3日 火曜日。ゴールデンウィークで学校は休みなので自分の部屋でゴロゴロしていた。

時計を見ると今は午前11時。起きてはいたが、部屋からは出ず、朝ご飯も食べていない。単純にベッドから出たくなかった。

しかし、さすがにお腹が空いたので朝ご飯を食べようと思った。ベッドから体を起こし、部屋のカーテンを開ける。


「......眩しい」


雲が一つもないため、太陽が一層眩しくなっている。いい天気だが、外に出る気はない。

(朝ご飯を食べ終わったらゲームをやろう)

そんなことを思いながら俺は部屋を出た。

階段を降り、テーブルの上にあったレトルトカレーを電子レンジで温める。テーブルの上には伝言メモが残されていた。


『父さんは仕事です。帰るのは午後7時くらいになりそうだ。ご飯は一応テーブルにレトルトカレーを置いたが、適当に食べておいてくれ』


俺の父親 古代 直哉(なおや)38歳。

銀行で働く現役バリバリのサラリーマンだ。休みがあまりなく、基本的には夜しか家にいない。だが、疲れた様子はあまりなく、平然として帰ってきたりする。父さん曰く、

今まで一度も風邪をひいたことがないらしい。本当かどうかは分からないが、もし本当なら俺も父さんの息子だから

風邪をひかない頑丈な体であってほしい。

なぜなら、俺も今のところは風邪をひいたことがないからだ。そのおかげで、小学校では皆勤賞を取ることができたから、中学校でも取れるように頑張りたい。


『ピッ ピッ』


そんなことを考えていたら、いつのまにか温め終わっていたようだ。俺は電子レンジからレトルトカレーを取り出し、お皿にご飯を盛り付け、その上にレトルトカレーを乗せる。


よほどお腹が空いていたのか自分でも驚くくらい早く食べ終わってしまった。お皿を洗おうと思った時、家のチャイムが鳴る。

誰かと一緒に遊ぶ約束でもしてたっけ?

玄関に行き、ドアを開けようと思ったが、ジャージ姿で出るのはまずいと思い、急いで服を着替えてドアを開けた。


「おはよう!」


朝にふさわしい元気で爽やかな女の子の声が響く。


「......おはよう。朝からよくそんな元気に声出せるな」

「探のお父さん、今日お仕事でしょ?私がお昼ご飯作ってあげる!」

「いいのか!?ありがとう! さ、上がってよ」


買い物袋を持ちながら家に上がった女の子は鍵田 (めぐる)

俺のクラスメイトでいつも明るく、みんなから『めぐちゃん』とあだ名で呼ばれている。俺は『巡』と呼んでいてみんなとはちょっと違う呼び方だが、別に深い意味はない。巡が家に来るのは大抵自分が暇な時だ。休みの日には

こうして巡と一緒にゲームをしたり、テレビを見たりしている。

巡が買い物袋を置き、テレビをつける。チャンネルを変えているとニュース番組の生中継が放送されていた。


「ねえ!ほら、探のお母さん映ってるよ!」

「またお宝見つけたのか?相変わらずすげぇな」


俺の母親 古代 美瑠(みる)35歳。

職業は冒険家。いわゆるトレジャーハンターだ。

日本にいることがまずなく、外国で仲間たちと一緒にいろんな遺跡や廃墟を探検してお宝を見つけている。見つけた宝の総額は円で例えると30億円はするらしい。もちろん、その額が貰えるわけじゃないが、実際見つけるだけでもかなり凄い。

正直、トレジャーハンターなんて常に危険がつきものなのに、よくやっていられるなと思う。国からお願いされることもあり、常に宝を探して冒険している。かなりの有名冒険家で知らない人はまずいない。ゴールデンウィークが終わったら学校でまた言われるな・・・

俺の母さんがトレジャーハンターなばかりに、その後継者として

『お前もトレジャーハンターになれよ!』

と言われてしまう。


嫌だ。


俺はトレジャーハンターにはなりたくない。普通に学校を卒業してそれなりの資格を取って安定してるいい会社に就職する。それでいい。

確かに子供の頃は財宝を探すとか本で読んだりもしたし、

憧れを持っていたのは事実だ。

だけど、現実はそんな甘くはない。財宝なんかホイホイ見つかるわけでもないし、苦労して調査した遺跡に行っても結局何も得られなかったなんてこともあるはずだ。そんな思いは一度もしたくない。だから、俺はみんながなんと言おうと絶対にならない。そう心の中で固く決心したんだ。


「あ、お昼シチューでもいい?」

「なんでもいいよ。巡に任せる」


時計は12時になろうとしていた。俺は巡のシチューが出来るまで学校から渡されたゴールデンウィークの宿題をやっていた。ゲームをやろうと思っていたが、宿題があったのを忘れていたため、取りかかることにした。提出期限はちゃんと守るようにしている。まあ、本当に真面目にやるわけではなく答えを見て、所々間違えて丸つけをする。どの教科もこんな感じにやれば1日で終わる。だけど、宿題の量はそんなに多くないのになんでこんな時間がかかるんだろう。基礎問題だけでいいのに発展問題とか答えを写すだけでも面倒くさい。

早く終わらせたいという気持ちでいっぱいだった。


「出来たよー!」

「今行くー」


その時、本棚から一冊の本が落ちた。

なんで落ちたのか不思議に思ったが本を拾い上げ戻そうと思った。

本というよりは絵本だった。しかし、絵本のタイトルがなぜかなかった。


(俺、こんな絵本持ってたっけ......?)


タイトルもなければ表紙の絵もない。子供の時に読んでいた絵本なのか?

心当たりがないまま、ページをめくる。


『あるところに、ひとりのしょうねんがいました。

しょうねんのゆめはおたからをさがすことでした。

しかし、げんじつをしっているしょうねんはおたからをさがすゆめをあきらめていました。』

『しょうねんはあるいていると、かぎをみつけました。

そのとき、かぎがひかり、おんなのこのこえがきこえてきました。

「たすけて!」

しょうねんはひかるかぎのあとをおい、おんなのこにあいにいくことにしました。』



「探!!」

「うわっ!?......巡」

「シチュー出来たのに全然降りてこないんだもん。シチュー冷めちゃうよ?」

「ごめんごめん。今食べるよ」

「あ、私これから友達の家で勉強会するから行くね」

「ああ、シチューありがとな!」


絵本に夢中になっていたため、巡の声に気づかなかったようだ。俺はシチューを食べながらあの絵本について考えていた。

あの絵本は一体なんなんだ?

そもそも、絵本自体持っていなかったと思うけど・・・

シチューを食べ終わり、俺は絵本の続きを読むことにした。なぜか続きが気になって仕方ないからだ。


しかし、絵本のお話はそこで終わっていた。次のページをめくっても一向に絵も文章も出てこない。とてもあれで終わりとは思えない。もう一度最初から確認してみたが、やはり続きはなかった。

.......気にしてもしょうがないか。

俺は絵本のことを後にし、勉強に戻った。



国語、数学、英語、理科、社会の5教科の宿題を黙々とやり続けていくうちにもうすっかり夜になっていた。ずっとやっていたこともあってかついに宿題を終わらせることが出来た。


「.......疲れた」


集中力の限界を通り越してまで宿題をやっていた俺は一気に力が抜けてしまった。

もうすぐ父さんが帰ってくる。

父さんならもしかしたら絵本のことを知っているかもしれない。帰ってきたら聞いてみよう。俺は気力を振り絞り、父さんが帰ってくるまで風呂掃除、洗濯物干しなど一通りの家事はやった。晩御飯は......父さんが何か買ってくるだろう。

作れないわけではないが、勉強の疲れが異常なためにやる気が出なかった。


「ただいまー」

「お帰りー父さん」

「弁当買ってきたぞ。食べるだろ?」

「助かったよ。何も作ってなかったから」


父さんが買ってきた弁当は幕内弁当とハンバーグ弁当。

俺はハンバーグが好きだからハンバーグ弁当を食べることにした。疲れていたのかハンバーグ弁当の全てが美味しく思えてしまい、箸が止まらなかった。弁当を食べ終えた俺は父さんに絵本のことを聞いた。


「なあ父さん。タイトルがない絵本が俺の部屋にあったけどさ......知ってる?」

「絵本?お前、絵本なんか持ってたのか?小さい時なんかおもちゃでしか遊んでなかったじゃないか」

「本当にそうだった?」

「俺もあんまり覚えてないしなあ。ま、俺は絵本なんか知らん。お前が誰かから貰ったんだろ」

「そうかなあ?」

「たぶんだけどな。俺は疲れたから風呂に入ったら寝る。お前も夜更かしするんじゃないぞ」

「はーい」


......父さんは絵本のことを全く知らなかったようだ。

じゃあ、母さんが?と思ったが、俺が小さい時から家にいる時間少なかったし、絵本を貰った覚えがない。家族全員で分からないとなると絵本が急に怖く思えてきた。階段の電気をつけ、自分の部屋に戻ろうとした時、階段に何か落ちているのを見つけた。

それは鍵だった。

父さんのかな?

最初はそう思ったが、鍵の頭部がダイヤの形になっていた。

少なくとも、部屋の鍵でもないし、玄関の鍵でもない。父さんの車の鍵は頭部がダイヤの形をしていない。

もしかして、巡が落としたんじゃ!?

......と、思ったが、鍵を落としたことに気づくのにこんな時間がかかるわけない。

友達の家に泊まっているとか?

......でも、さすがに気づくよな。

誰のものかは分からないが俺が預かることにした。

自分の部屋に戻り、電気をつけるとまた絵本が落ちていた。しかも、今回は開いて、だ。

またかよ......と思いつつ、絵本を持ったが俺は絵本を見た瞬間、戸惑ってしまった。

なぜなら.......


『ひかるかぎをおい、ついにこえのもとへたどりつきました。

そこにはようせいのおんなのこがいました。

かぎでじょうをあけ、しょうねんはおんなのこをたすけました。おんなのこのなまえは......』



絵本の続きが書かれていたからだ。
















気長に待ってください!

後編はなにがなんでも投稿はします!

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