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わなびもり  作者: 世々チーク
第3章
20/24

真相

今回は心咲視点になっています。

一部神様視点です。

心咲が植物状態になったその日。

心咲は1人で山へ来ていた。



「ふぅ.....ただいま。」

山に帰ってきた。

いつもなら樹くんもいるんだけど今日はまだいない。

誘おうかとも思ってたんだけど今日は見当たらなかった。


まぁ、たまには1人もいいかな.....

そんなふうに思って岩に寝転ぶ。


しかし、1人もいいと思った矢先に樹くんとのやりとりが思い浮かぶ。



少し前に植物みたいってどういう比喩?って聞かれ

た。

あれ、ほんとに比喩じゃないんだよね。

なんとなーく植物っぽいなーって思っただけだし。

性格が植物っぽいって自分でもわけわかんないけど。



手前の場所とここと何が違うのかと聞かれたこともあった。

その時答えたとおりで特に使い分けに理由はない。

この場所が特別になったというのは樹くんとぼくしか知らない場所って意味。他の誰にも入って欲しくはないのもそのため。


今思えば樹くんに初めて会った日はなんで手前の方に居たんだっけ...

うーん.....なんでもいっか。



.....樹くんのことばっかり。

気がついたら樹くんのことばかり考えてた。


少し前のぼくには考えられないね。

なんて自分で自分を笑った。


さて、木の実でも採りに行こうかな。

ここ最近毎日木の実を採りに行ってるなぁ。

と、思うととても面白いことに気づいた。


「木の実を採ってるのも樹くんのため.....」


前に樹くんが好きな味って言ってたからだろうね。

完全にベタ惚れだ。

自分の変化がとても滑稽だ。


まぁ、それはそれで樹くんに責任をとってもらうとしよう。毎日山来てもらうとか。

そんなことを考えていた時。


ズルッ。


あ。


着地に失敗した。足をすべらせた。

木の実を採ることと考え事に夢中で、周囲を全く警戒してなかった。



この時に心咲は後頭部を強打した。

そして、樹が心咲を発見し、現在に至る。

ありがとうございました。

感想評価もして頂けると嬉しいです。

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