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彼女の山
大変拙い文章かもしれませんが、感想、評価を頂けると嬉しいです。
少しばかりの肌寒さで目を覚ました。いつの間にかベッド代わりにしていた岩が冷たい。周りを見ると木々は赤く染まっていた。
「もう夕方...」
ぼくはこの山が大好きだった。
木漏れ日が暖かく包み込んでくれる。
風が葉を揺らす音、水の音、鳥の鳴き声が一つになってとても心地のよい音楽になる。そうしてぼくを癒してくれる。
出来ることならずっとここにいたかった。しかし、明日も学校がある。一応学生なので通わねばならない。仕方なく帰ることにした。
「明日も来るからね。」
そう山に別れを告げた。