鐘が鳴った死者の葬列。讃歌
1
哀しき夜の鐘が鳴った。
鐘はあと少しの音を洩って金十字の祈りを捧げる。
2
哀れな朝の陽ざしが降り注ぐ。
陽ざしはもう少しの館外で葬列に加わるだろう。
3
黄金色の夢がほんの少しで終わりを迎えそうな瞬間だった。
――誰かが泣いた。
4
白月の 鏡の奥の 女王陛下 夜の耀く 彼が朝に
朝月の 糸と糸の 名誉の戦場
戦場だって?
誰が死んだのか? 誰が死んだのか?
死者に葬儀を発せよ!
レクイエムの調べが聴こえる。
諸君、拍手をせよ!
5
夜の鮮やかな輝きが見える。
死者に葬儀を。
さあ。お眠り。




