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いつしか世界は色褪せていた

 

 幼い頃、世界は実に様々な色に溢れていた。

 視力は歳を経て次第に失われる。瑞々しさが失われる。眼球から。世界から。

 だが、眼の機能の所為だけだろうか。

 グリグリと画用紙に黒いクレヨンで叩き付けられた丸が己だと言われ、口元が綻ぶ。

 隣の桃色が娘、青いのが義息子。黄色が若き画伯自身。

 なかなかにVIVIDで、自由な感性だ。

「年を取ったなと感じるよ」

 きっと子供達の中には、彼等だけの鮮やかな有彩色が広がっているのだ。

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