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ヒューマンズ  作者: 石川十一
本章(旅立ち)
31/37

お待たせしてすみません。

色々ゴタゴタしていました。

久しぶりの更新です、お楽しみください。

 狼の獣人、ジェットハートを連れて貧民街を抜けた一行は市場へ向かった。


 既に昼過ぎ。早朝に秋五が目にした時は市の準備をしている人たちしか見られなかったものの、今は多くの人で溢れ、賑わっている。

 

 そんな活気のある市場だが、やはり昨日同様、かなり人の数だ。もう慣れたのか、レイラは昨日ほどの疲れた表情は見せてはいないものの、秋五の後ろについていこうとかなり忙しなく動いていて大変そうである。チョコチョコと後ろをついて歩くレイラの姿は秋五が昔買っていたハムスターに似ていて、秋五はちょっとほっこりしていた。


 一方のジェットハートだが、こちらは言うまでもない。スリムな体系を生かし、人にぶつからないよう器用に人ごみをすり抜けてゆく。無表情のまま平然と秋五たちの後ろをついてくるその姿はちょっと怖かった。



「それにしても、なんかみんなこっち見てるね」



 レイラの言葉に秋五は周囲を見渡す。


 ・・・・・確かに見ている。


 一瞬何事かと身構えるが、その理由はすぐに判明した。



「・・・ん?」



 秋五が振り向くと、そこには不思議そうに首を傾げたジェットハート。秋五が急に立ち止まり振り返った理由がわからないのだろう。いや、それ以前に。



「あ、あのさ。よく考えたらジェットハートさんのその服、かなりキワどいよね・・・」


「・・・どこが?」



 レイラの言葉に再度首を傾げるジェットハート。


 ちなみに秋五は最初から思っていた。この娘なんてエロい格好してるんだろうと。


 真っ黒のボンテージを身に纏ったことでジェットハートのボディラインはこれでもかと強調され、秋五の目は完全にその凹凸にばかり目がいっていた。一応チラ見で済ませていたので二人にはバレてはいないようだが。



「確かにその格好はちょっと問題だね。あの奴隷商の人からもらった他の服もそんな感じのばっかりだし、ちゃんとした服買いに行こうか」


「・・・ありがと」



 そんな中、レイラは上目遣いで秋五にキラキラとした視線を向けていた。もちろん何が言いたいのかはお見通しである。



「レイラのも買おうか」


「やったぁ! ありがとお兄ちゃん!」



 自分は甘いのか。いや、誰だって自分と同じ状況なら服の一着や二着、買ってあげるだろう。


 密かに言い訳する秋五であった。

ついに受験生になってしまいました。

最悪です。

今年はきっと勉強三昧になるんでしょう。

最悪です。

なるべく更新していこうと思っていますが、またきっと更新が空いてしまう日が来るかもしれません。

しかしちゃんと完結までの流れはできていますので、最後までやりきってみせます。時間はかかってしまうでしょうが、あたたかい目で見てやってくださいませ。

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