表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

殺気を背中に刺さないでください。

氷東 雅人

 ・容姿 某超次元テニスアニメの不二周●

  みたいな感じ


 ・性格 優しくて紳士的。好きになった物 はとことん追究するタイプ


ちなみに氷東家は日本舞踊の名家で、小崎家とは親戚らしいッス。

今あたし、どこに居ると思う?

あのね、ここ、生徒会室なんだって。


「ムダに金掛けるなぁぁぁあああ!!」


誰だってこの部屋を見れば、叫ぶよ?絶対。保証書、あげてもいいよ、真面目に。


(説明しよう!今優輝ちゃんが目の当たりにしている光景は、普通クラスの教室の二倍の広さで、ふかふかの絨毯、天井にはカナリでかいシャンデリア。そして、高級な装飾品の数々……)


なんだか自分が、場違いな人間に思えてきた。どうしよう、あたしのメンタルがもうヤバいかもしれない。


「おい齋藤。お前、大丈夫か?」


不意に、小崎さんがあたしの肩を叩きながら言った。


「何が大丈夫なんですか?」

「いや…頭が……」

「いえ、至って正常です」

「…………」


小崎さんはあたしを、可哀相なモノでも見るような目で見る。


「もういいです。ところで、会長さんは?」

「ああ、もうすぐいらっしゃる」


普通、あたしたちより早く来てるもんなんじゃないのかね。


そんな事をぐだぐだと考えていると、突然、両開きのドアが開いた。

入って来たのは2人の男子。1人はお金持ちクラス、もう1人は普通クラスの制服をそれぞれ着ている。


「小崎、ご苦労様。僕の方もやっと連れて来れたよ」


と言ってにこやかに微笑むのは、天使。第1印象がこれだ。小崎さんも普通にイケメンだけど、目の前にいるこの人は、尋常じゃないくらいのイケメン……いや、美形かな。


「初めまして。僕は生徒会長の氷東(ヒョウドウ) 雅人(マサヒト)です」

「あっあの、あたしは…」

「齋藤 優輝さんだよね。来てくれて、本当にありがとう」


ヤバい!会長の笑顔が眩し過ぎて、直視困難だぜ!


tk……なぜか背後からただならぬ殺気を感じるんだけど。あ、そっか!小崎さんか!ならいっか。←


そんなこんなで会長の言葉は続く。


「で、こちらは室山(ムロヤマ) 竜美(タツミ)君だよ。竜美君には会計を頼もうと思っているんだ」


会長の言葉と共に、あたしの視線が室山君に移る。


「室山君……どっかで合ったこと、ある?」


何故そう聞いたのか、自分でもイマイチ解らない。


「…………さーな」


室山君はぽつりと呟いた。


あたしは、何処からか現れた懐かしい感覚に、不思議と胸が高鳴った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ