表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

引き摺らないで!!痛い痛いイタい!!!!

小崎 空

 ・容姿 赤毛で短髪。襟足がない。


 ・性格 いつも冷静で行動力がある。

  会長以外の人に対しては冷たい。


ちなみに、会長に対してはとっても忠実。会長から貰ったイギリス製の万年筆を、いつも制服のジャケットの内ポケットに入れて、肌身離さず持ち歩いてるよ(´ω`)

真衣が出て行くのを温かく見守って、あたしたちは話を再開した。


「で、どうだい?やる気は無い?」

「んー……あるっちゃあるけど、無いっちゃ無いです」

「意味が解らん…」

「何か特典とか無いんですかー」

「……ちょっと待ってくれ」


冗談で言った筈なのに、小崎さん、電話掛け始めちゃったよ(^◇^;)


「……会長ですか?今、齋藤 優輝をスカウトしているのですが、齋藤 優輝が自分に何か特典が欲しいとかぬかして…」


小崎さん、あたしの事を悪いように言ってるんだけど。恐いんだけど((汗


「…はい、わかりました。失礼いたします」


通話を切って、小崎さんが此方を見る。


「生徒会書記になった暁には、君は学年トップの成績を取らなくても奨学金は継続されるそうだ」

「マジすか?!やったー!!これで勉強から解放されるー!!」

「しかし、トップ5くらいはキープしてもらうよ」

「それぐらいならいいですよ☆」


我ながら呆れるくらい現金な反応だけど、でも、奨学生の条件がとってもとーーーっても厳しいし多いので、そんな反応になってもおかしくはないのだよ((笑

まあとにかく、あたしは生徒会書記を引き受けた訳で。


「じゃあ、早速生徒会室にいくぞ」

「えっ?!今からですか?!」

「当たり前」

「わっちょっ!痛い痛い!」


ムリヤリ腕を引っ張られ、引き摺られる。


「まだ授業あるんですけど!!」


必死に叫んでいると、あたしのケータイに電話が掛かって来た。


『あっ!もしもし優輝?授業のことは、うちがせんせにうま~く言っとくから、安心しといて!』

「へ?」

『そんなら切るでー』

「あっコラッ!!」

『ブチッ…ツーツー…』

「やろう…切りやがった」


絶対真衣は、あたしのこの状況を楽しんでる。アイツはそう言う奴だ。


「真衣ぃぃいいい!!覚えてろよぉぉおおお!!!」


あたしは引き摺られながら叫んだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ