詩 大切なものなど何も残っていない
掲載日:2026/03/26
何もかもが消え去ったから
何一つ残らなかった
何もかも奪われたから
誰一人生き残らなかった
あえてあるものを数えてみたけど
それは私にとって 大切なものなんかじゃなかった
誰かにとっての大切ではあるのだろうけど
それは私にとって大切であるということではない
だから全部消え去って
だから全部奪われて
何も残らなかった結果だけが残って
誰も生き残らなかった事実だけが残った
どうしようもないじゃないか
どうすることもできないじゃないか
すべては一瞬で始まってしまい
すべて一瞬で終わってしまったのだから
あまりにも短い間の出来事で
この先の人生の一生が左右される
予測できないのが当たり前だというけれど
予知できないのが普通だというけれど
だからといって だったからといって
こればかりは 呑み込めない 分かれない




