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五十年間ずっとツンデレだと思っていた幼なじみは、本当に俺のことが嫌いだった

作者:maxwell1900
最新エピソード掲載日:2026/02/04
藤原直人は、ずっと信じていた。
西園寺由紀は「素直になれないツンデレ」なのだと。

冷たく、距離を取り、時に露骨な拒絶を見せながらも、
彼女は彼との関係を完全には断ち切らなかった。
だから彼は、その曖昧さを「特別」だと思い込んだ。

中学の入学式の日から、
彼は彼女の沈黙や無関心、回避を
すべて「照れ隠し」だと解釈し続けた。

五十年の間に、
彼女は恋をし、別れ、結婚し、離婚した。
彼はただ一人、
いつも“戻ってくる場所”としてそこにいた。

選ばれたことは一度もない。
それでも彼は信じ続けた。
――「最後に選ばれるのは自分だ」と。

人生の終わりが近づいた時、
彼はようやく気づく。

彼女はツンデレではなかった。
ただ、最初から彼を好きではなかっただけだった。

これは、
始まらなかった恋に人生を費やした男の記録である。
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