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異世界転移してチートハイエルフさんになりました。今日も気ままに旅してます。  作者: てんえーとまり
一章 森での新たなはじまりと、世界樹の声
3/12

3.初めての魔法と、名を持つ時

二話目と重複していたのを修正しました。

マジックバッグの革にある文字化けは、星の外出身の生き物だからでOK? そうですか。制作者もそのカテゴリなんだろうな。


それにしても、明日からの予定はどうするかな。

先ずはエルフの隠れ里跡地に行ってみよう。仮にも出身地だから訪れておきたい。生活様式も直に感じたいし、お墓にも参りたい。里をちょっとくらいは整備して、見られるようにしてもいいかもしれない。

そこへ行くにはある程度自衛能力の調整が必要だ。結界を作ったみたいに、モンスターに対抗するのに、とんでもない威力の魔法とか使ってしまうかもしれない。


自然破壊ダメゼッタイ、フレンドリーファイアマジ勘弁。


ということで、お待ちかねの魔法の練習するか!


剣があるけど、いきなり近距離攻撃なんてムリムリ。怖くて固まるか、自分の手を切るのが落ちじゃない? まずは遠距離から攻撃できる魔法だよ、魔法。戦うのに慣れたら剣頑張るから、魔法にしよう、そうしよう。結界張るときは切羽詰まって喜びどころじゃなかったし、たのしみ。

でもテントの中で出来るような、危険じゃない魔法って何があるかな。ああ、生活魔法の(ライト)ね、定番の。

ではさっそく、と使おうとして、イヤな予感がした。右手を前に出し、目をギュッと瞑り左手を瞼の上に。ちょっとだけ、ちょっとだけの魔力を。


「ライト」


カッ! と指の隙間からも分かるほど、眩しい光が迸る。


「うひ〜、やっぱりやると思った。消去!」


これまた定番の失敗(目が、目が!!)を回避したが、明らかに力加減を間違えている。どれだけの魔力を使ったのか、ステータス画面での魔力の減りで解らないのが辛い。

仕方ない、もっとちょっとだけで、もう一度だ。そういえば生活魔法は初歩の初歩、村人でも使えるほど少量の魔力しか使わないんだったか。オーバースペックな私からしたら、砂粒くらいの感覚でいいかな。念のため、もう一度左手で目を隠して。


「ライト」


ヨシ! 成功した、よね。まだちょい眩しいけど、これくらいなら許容範囲内だもんね。


消去して、もう一度。今度は無詠唱で。


ふわっと小さな光が灯る。


ちょうど良い明るさ、文句なし!


消して、灯して、消して、灯す。魔法を扱えるのが楽しくて、色々試したくなった。

灯りをあちこちに飛ばした後は色を変え、大きさを変えていくつも浮かべる。


「わはー、派手なイルミネーション!」


形を変えて、光の花を地面に落とした。光の花畑だ。綺麗に出来て満足する。威力の調整も少しは分かった。


あれ待って? でもコレ生活魔法の範疇じゃないよね? 使ってるの光魔法じゃない?


すんっと我に返って、全ての光を消した。無詠唱で魔法を使ったのが敗因か。

魔法を使えるようになったからと言って、テンション上がり過ぎだ。確かに習熟には寄与した。でもこれから先やり過ぎに注意しないと、冷や汗ダラダラの何かやっちゃいましたかムーブになってしまう。力加減はこれから精進するとしても、常識は……。


め、めんどくせぇ!


自分に染み付いている常識とこの世界の常識、全然違う場合があるだろうし、同じ世界でも地域によって違うし、何より今まで無かった魔法の区分や威力、使い方などは特に、色々なことに気をつけないといけない。チートな自分と世間一般でも違うだろうし。


うーん、さては私、細かい事が苦手だな?


それからついでに、自分の小心的でひん曲がった性格もめんどくさい事に気がついた。日本のように治安がいいとは言えないから注意するのは当たり前だが、疑いすぎたり悪い方向に考えすぎたりも問題ある。石橋叩いて壊さない程度にしよう。


というか、感情の上がり下がりがなんか変なんだよな、初めから。スキルのせいなのか?


ステータスでアクティブになっているスキルをささっと見ると、精神耐性というスキルが目に入る。


こいつか? うりゃうりゃ。


ペシペシと指先で強めにスキル名をタップしてやる。精神の沈静化とあるから、パニックやら高揚感にも作用するようだ。どうやら長命種御用達のスキルのよう。

そりゃ長い時間生きなきゃいけないのに、ずっと傷心に浸っていたり激昂していたりするのは辛いよね。

それで冷静になるのは良い事だけど、感受性が平坦になるのはいただけないな。おまけにうっかりとか、ミスが無くなるわけでもない。


おバカなのは、据え置きですってか。そこは是非とも変えて欲しかった!! くそう、知力の意味とは一体。知覚力と知識量? ならそう書いてください。強欲とは分かっていながらも、IQ欲しかったです。レベルが上がって知力値が増えても、知能は変わらないとは、ままならぬことよ。

あれ、頭の良い馬鹿ってこのことなのか?


嘆いていても始まらない。そろそろ夕暮れ時だから、なんか照明的なものを出すか。灯り系統も種類がたくさんあるので、どれが良いか迷う。

けどやっぱりテントにはランタンだよね。かわいいやつあるかな。

機能ではなく、外見と灯りの色で決めたランタンを取り出して灯す。フレームが白くて、灯りが火を灯したようなオレンジが揺れるものを選んで、しばらく、ぼーっとそれを見つめた。


焚き火とかランタンの灯って精神が癒やされるよね。驚き疲れた心に染みるぜ……。


まだまだぼーっとしていたいのを振り切る。早急に対応する必要が有りそうなもの、つまりそろそろ名前をつけなきゃいけない。


名前か〜、名前ね〜。うーん。


どんな方向性で決めればいいかな。日本人っぽいのは一般的じゃないからパスするとして、そうだ、エルフっぽく植物から付けるかな。

花壇に植えられていた緑のアイビー……うーん、確かセシリア、セシリアでいいかな。花言葉とか知らないけど、結婚式に使われてたから、縁起が良いはず、多分。あとなんかアニメかゲームのキャラに、そんな名前いた気がするような、しないような。やばい、だんだん自信がなくなってきている。

セシリアっていう名前、変じゃないよね? うん、大丈夫みたいだ。愛称がシシーなんてのもあるようだし、真名隠しに使おうかな。エリザベートとかナルシッサの愛称も同じだったような。おっ! やっぱりあったか、真名縛り。

追跡魔法や隷属魔法なんかのかく乱におすすめされた。実際はというと、オーバースペックに任せて、どうとでもなるようだ。


セシリア、シシー。一応どっちも呼ばれたら、場面に応じて反応できるようにしなきゃ。私はセシリアでシシーですよ!


姓はエルフ族の系統ごとの氏族名があって、もし名乗るならその中のグランシム(偉大な梢)を隠れ里全体で使ってたからそれかな? なんか仰々しい意味がついてる。人の平民なら出身地の名を使うんだよね。高位貴族の前で正式に名乗るときとか、よっぽどじゃなきゃ出番ないけど。それもあってヒューマンじゃなくエルフだったのかな。何かの拍子に出身地調べたら、そんな人いませんでしたよってなっちゃう。エルフなら何々系統ですが何か? で話が終わるし。

グランシムはエルフ族の中でも、一番魔法の使い方が進歩的な氏族だから、ますます都合がいい。

まあ、エルフにしては程度だけど、ちょっとくらい変でも、里ではこうでした! って言えるのが強い。

だいぶお世話になるっぽいので、ますます墓参りはしっかりしないといけないな。

ラシーヌフェルム(堅固な根)のエルフ氏族とはちょっと仲が悪いみたいだけど、あんまり気にする必要は無いよね。この系統は魔法の使い方が保守的なんだってさ。

あくまで傾向だし、そんな違いがあるのは面白い。余裕のある時に深掘りしてみようか。

名前決めるのは苦手だと思っていたから、私にしてはかなりスムーズに決まって安心だ。ステータスにもちゃんと、セシリア・グランシムと名前欄に記載されたのを見て、それにしてもステータス確認にも慣れたもんだと、一つ頷き満足のため息をつく。一番大きな問題を片付けられて、ようやく肩の力が抜けた。

絶対に時間がかかりまくると思っていたからな。ズルズルと後回しになって、何なら人里に着くまで決まらなくって、慌てまくるかもしれないとか考えていたし。


悩むとドツボにはまるよね、こういうのって。


後は偽装のステータスをどうするかだ。名前欄はシシー・グランシムにして、種族をエルフへ変えて、十八歳のエルフの平均レベルとステータス、よりも上にしないと隠れ里で生活できないか。


うわ、平均を知ると、自分のステータスが如何に化物か分かって引くんだけど。


枝闇の森中部で行動できるレベル、四十六にしよう。レベルいじると他の数値も変わった。十八歳にしては高い、千レベルの自分が言う事じゃないけど。でも設定的に仕方ない。職業は、魔法系統だけでもいっぱい有る、とりあえず魔法使いにするか。スキルはどうするか。多すぎても変だけど、少なすぎても行動に制限が掛かり過ぎる。よく使いそうなのを、とりあえず全部選んでから減らす方向で行こう。


その後に外見カラーの偽装も、忘れずにしなくちゃね。

魔法でするのか道具でするのか、どっちが良いだろう。

次話12:00予約投稿です。


試しに偽装ステータス作ってみた。

――――――――――――

名 前:シシー・グランシム

性 別:女

年 齢:18

種 族:エルフ

職 業:魔法使い

レベル:46

状 態:疲弊

体 力: 8,970

魔 力:14,113

攻撃力: 5,801

防御力: 5,681

速 さ: 6,458

知 力: 9,448

器 用: 7,893

――――――――――――

一般的に、知力は勉強でも増えます。器用はスキルの習熟でも増えます。

他は訓練でも増えますが、レベルアップでの増加が主です。

主人公の偽装でのレベルをいじっての自動変化のステータスは、全く勉強も習熟も訓練もしてない、素のままの数値に個人成長差が掛けられている設定です。

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