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プロローグ

どうも!日陰浴です。"自己紹介"と"ご挨拶"に書いた「同時並行に書いている文」の一つを投稿します。

こちらのキャラクターは著作のVtuber集団とは違い、まともな性格となっております。ご安心ください。

 カラン。

 木製のドアベルが鳴ると、その店の(あるじ)が気怠げに顔を上げて、間延びした声音で言った。

「ん、いらっしゃい・・・・・って君か」

 僕は彼女に会釈を返す。

 再度顔を伏せる店主。そんな彼女に僕は声を掛けた。

「何してるんですか?」

「・・・・・」

 ずいっ、と分厚い本を差し出された。どうやら読めと言う事らしい。

「何々・・・・・ホットケーキの作り方、ですか?」

 こくり、と彼女は頷く。

「そう」

「珍しいですね。魔女さんが料理本を読むなんて。いつも難しい魔法書ばかり読んでいるのに」

「・・・・・別にいいでしょ」

 少しムッとした顔で本を僕の手から取り、再度机に突っ伏し、それを彼女は読み出す。

 少しそうしていると、彼女が口を開いた。

「で、今日は何しに来たの?ただでさえめんどくさいんだから早く終わらせて」

 どうやら僕はお邪魔らしい。

「ちょっと駄弁りにきました」

 そう言うと露骨に気怠げな空気を纏う彼女。

「ええー・・・・・・・君、暇なの?」

「もう夕方ですよ?仕事は終わってます」

 彼女はのっそりと木枠の窓の外を覗くと、ほんとだ、と小さく呟いた。

 空は曇り気味だったが、薄く茜の光が見られる。

「家族がいるでしょ、早く帰ってあげたら?」

「生憎独り身なもので。というか、帰らそうと急かしてません?」

「うん」

「否定しないんですか・・・・・」

「だってほんとにめんどくさいから。そもそも何でわたしに付き纏ってくるの?」

「別に付き纏うつもりでは・・・・・まぁ、いいか。簡単に言えば貴女と話していると落ち着くんですよね」

「めんどくさいね」

「そう言いつつも話をいつも聞いてくれるじゃないですか」

「まぁ・・・・一応・・・・客だし」

「へぇー・・・・・・・って、あ!雨!・・・・・そういえば洗濯物干しっぱなしだった!すみません!また来ます!」

 彼女と会話をしようとしているとカウンター横の窓にぽつ、ぽつ、と水滴がついた。そういえば今日の朝、空模様が少し変だったんだ。一雨降ったら困る。

 バタバタと焦りながら扉を飛び出した。

 帰り際、店の看板が目に入った。

 そこには『魔女屋さん』の文字があった。

最後まで読んでいただき、感謝です!

これから、著作「幼馴染Vtuber、暴走するってよ」と同時並行に投稿していきます。よろしくお願いします!

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