番外編・波打ち際の男子トーク
番外編3つ目は…三人称です。短いです。
「優ちゃん、自撮りしよう。あのヤシの木と海入れたいね」
女子二人が眩しい。白い二の腕と首筋が。薄手のTシャツの胸元を押し上げる柔らかな丘が。ショートパンツの裾から伸びる柔らかそうな太ももが……。
「海に入っちゃう? 水着を下に着てきたんだ」
「わ、私も。ちょっと恥ずかしいんだけどね」
「美晴さんはプロポーションいいから羨ましいよ」
「そんなことないよ。優ちゃんスタイル良いのに痩せてて羨ましいよ」
女子二人の会話が耳に入り、どうしてもTシャツとショートパンツの下の水着姿を想像してしまう。
「ねぇねぇ、一平さんも咲さんも一緒に撮ろうよ」
「あれ? 二人ともサングラスしてどうしたの? 眩しい?」
「「あ、ああ。すこし、な」」
ついつい自分の彼女を見てしまう。
視線を隠す為だと言えない男子二人だった。
こちらのお話は「無人島バケーション!」同人誌の表紙絵を見て紅葉が書いたものです(上の絵)
これで「無人島バケーション!」完結となります。同人誌3冊分の投稿が終わりましたので、ひとまず「ねこまんまdeハーミット」は完結とさせていただきます。
お付き合いありがとうございました!
1言感想、読了ツイなどいただけるととってもとっても嬉しいです。




