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天使の心、揺れる
「いい物をありがとうございます」天子ちゃんは、意識が何処か別にある感じで言った。
神様は、真剣な顔で「いらないと思うなら、いらないと言いなさい」
天子ちゃんは、ちょっと涙が出た。
「天子ちゃん。天使は、涙を流すなんてことするだろうか?」神様は驚きを口にする。
「出るんですね。初めて知りました」
天子ちゃんは、本当は人形をもらって嬉しかった。だが、それを神様に伝えるのは、『天使失格』と評価されそうで無理だった。恋しているかもしれない神様に、そう評価されてしまうのが辛かったのだ。
続く
それでも旅は続く。




