まさかの出来事
三分の一の神様がいるはずの茂みに行くと、そこには三分の一の神様はいなかった。
「そ、そんな。ど、どこに行ったんだ。三分の一の私は…」
「あれっ。何で、私、ここにいるの?分からない…」急に、天子ちゃんが手を上下に振って泣き出した。
「大丈夫?僕が、君のお世話をしてあげよう」
〈こんなことが出来るのは、誰だ、一体…?〉と、三分の二の神様は思った。
「あっ、あなたは…神の神様じゃないですか、まさか、ここにいるなんて」三分の二の神様は、驚いて言う。
十歳ちょっとぐらいに見える男の子の神様が、姉ぐらい年の差があるように見える天子ちゃんの頭をなでている。
「あれっ、何か落ち着いた。ありがとう…」と、天子ちゃんは喜んで、男の子の腕に腕を絡めた。そして、愛しそうにもたれかかっている。
「この天使、可愛いね。僕の妻にするよ!」
三分の二の神様は驚いて「そんな…天子ちゃんは、私の妻になる予定なんです…」
男の子は、ニッと笑って「そんなことは、聞いてないよ。三分の一の神は、この旅に関する記憶をほとんど消して、天界の仕事部屋に戻ってもらった。
それで、これからは、僕が片手間で、地球と他二つの君の星の管理を、三分の一の神が出来ない部分はしよう…」そう言って、三分の二の神様は愛想が欠片もない感じで、三分の二の神様を少し軽めに睨んだ。
三分の二の神様は、ビクッとする。
男の子は「そして…」
三分の二の神様は、相槌をうつ。「は、はい」
神の神は、「君は……石になって、粉々になって、終わりだ」と、言葉にした。
「ああっ、そんな…」と、三分の二の神様が言いながら、言葉の通り石になって粉々になって、消えた。
男の子は、仕事が終わったように、笑っていたが。天子ちゃんは、なぜかも分からずに、ポロポロッと涙を流していた。
続く
信じられない。まさか、三分の二の神が死ぬとは。神の神、物凄く酷過ぎる。




