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堪らなくなった、神様
三分の二の神様は、山の登り口までのバスで天子ちゃんとお互いもたれながら向かった。
物凄く真面目に、バスに乗っていればいいのに、これから悲しい目にあうと知っているせいか、最後に甘い物が欲しくなったのだ。神の力で、周りの目が分からないように人間をして、チュッチュッチュッチュッと、天子ちゃんにキスをしまくった。
天子ちゃんは、優しく微笑んで受け入れてくれている。
それから、バスから降りる場所が近づくと、さらに三分の二の神様は堪らなくなって、天子ちゃんの胸に顔を埋めた。天子ちゃんは、ただ〈可哀想に…〉と思って、三分の二の神様の頭や背中をなでるのだった。
続く
それにしても、天子ちゃんは三分の二の神様を、甘やかし過ぎだよ。どこまで、催眠なんだろう??!




