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都合がいいだけの存在
「あの、神様が愛してるのは、本当に私なんですか?櫛の女神様の代わりってことなら、何だか私はやっぱり愛せないですよ…」と、天子ちゃんは悲しそうに言った。
「違うっ」神様は、慌てて否定をする。そして話を続ける。
「私は、櫛の女神を求め続ける心があった。でも、君が生まれて、成長を見て、話したりもした時。あれっ、女神とはかなり、違う性格になってるなと思った。
まあ、だけど、それで良かったんだ。天子ちゃんは元気で。色々としゃべってくれるから。女神は、自分だけで考えちゃうとこがあって。それだと、関係性が手遅れになってしまったりするだろ?だから、天子ちゃん。君が、いいんだよ」
「うーんっ。それって聖なる光の神様のイメージによる性格かもしれないですよね。やっぱり、私、都合がいいだけの存在みたいで、何か嫌です」
続く
神様が、神様でないなら、もう、くっついていそうなのに。天子ちゃんは、今の、自分の心も信じられないんだろうね。




