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信じられない告白
天子ちゃんは、眠っているように見える神様の近くへ行って、ジッと神様を見た。
〈無防備だな、神様。もう少し、見つめていたい。手ぐらいなら握っても許してもらえるんじゃないだろうか?
でも、了解もなしになら手を握られるのだって、嫌だろうな〉
「ううっ、神様…」天子ちゃんは、どうしてか思い余って泣きそうになってしまった。
「天子ちゃん。どうしたの?」神様は、起きた。心配した様子で天子ちゃんを、見ている。
「えっ、どうして起きたんですか?」天子ちゃんは、びっくりして聞く。
「いや、だって、悲しくなっている気配を感じたから」
「ほっとけばいいじゃないですか?若手の天使なんか」天子ちゃんは、ヤケになって怒ったように言う。
神様は、天子ちゃんの唇にキスをした。
「な、なんで…」
「私は、ヤケになって、そういうことを言う子は嫌だ」
「だ、だからって、い、いきなりキスするなんて…」
「天子ちゃん。…私は、天子ちゃんを愛している」
「えっ、ええっえっ…」天使は、気持ち的にパニックになった。
続く
神様の告白。いったい、これは、どういうことなんだろう?




