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新しい願い

「ありがとう。私は、生きることを諦めようとしていた。本当は、それでは、病気に負けているのと同じだったんだ。どんなに苦しくても。

 私には生きてほしいと応援してくれる有難い存在が、ずっと側にいてくれていたことを忘れていた。そうだ、あの子がいるんだ。治りたい。今、そう思えたよ。生きられないのを、病気のせいだけにして、死んで楽になりたいと、そう願っていたようだ。私には、愛してくれる家族がいたっていうのに。死ねない。そう、思えたよ。

 天子ちゃん、ありがとう」


 天子ちゃんは、「ううっ」と言ってポロッと涙をこぼして、泣いてしまった。

「神様…。助けてあげてよ、この犬を」天子ちゃんは、天使の立場を忘れてお願いをしてしまった。


 夜空にキラッと、流れ星が輝いて消えた。

「光神様…」天子ちゃんは言った。


 ベワーフは、死んでしまっていた。


 ベワーフは最後に、あの光り過ぎ行く流れ星に、自分の生きたいという願いを重ねたのだろうか?


 ベワーフの頬の横には、コマがあった。


 コマが、まるでベワーフに寄り添っているかのようだった。



             続く

病は、気が滅入るけど、周りの人を思い出して、生きたいって願わなきゃいけないんだね。

この話を作っていて、大切なことを思い出した気がする。

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